専門家によると、プラスチック容器に食べ物を保管することで、プラスチックから食品に漏出する危険な化学物質にさらされる可能性があるという/ ZeynepKaya/iStockphoto/Getty Images (CNN) 食品保存容器やシャンプー、化粧品、香水、子どものおもちゃなどの消費財に含まれる合成化学物質「フタル酸エステル類」は、2018年に世界で起きた55〜64歳男女の心疾患死の10%超に影響していた可能性がある――。そんな新たな研究結果が発表された。 論文の上級著者を務めたニューヨーク大学グロスマン医学部のレオナルド・トラサンデ教授(小児科学・公衆衛生学)は、「フタル酸エステルは冠動脈炎症の要因になる。これが既存の疾患を悪化させ、死亡を含む急性事象につながる場合がある」と説明する。 トラサンデ氏はさらに、「フタル酸エステルはテストステロンをかく乱することが知られている」と指摘。男性
