プレスリリース 植物体への超音波処理による病害防除技術を開発 - 物理的刺激を与え、病気に対する抵抗性を誘導 - ポイント 超音波を植物体に照射することにより病気を防除する技術の開発を進めています。 イネ苗やトマト苗に超音波を照射することにより、イネいもち病とトマト萎凋病を抑制できることが確認できました。 さらなる適応病害の拡大とともに、実用化を目指して装置を改良中です。 概要 農研機構では、国立大学法人東京農工大学との共同研究により、超音波を利用した病害防除技術の開発を進めています。 近年の食への安全・安心および環境への負荷低減という観点から、農薬を使用しない新たな病害防除技術として物理的刺激である超音波を利用した病害防除技術を開発しました。本技術では、40kHzの超音波を断続的なパルスパターンでイネ苗やトマト苗に照射することにより、イネいもち病やトマト萎凋病の発病を抑制することが可能で