昨日(2014年4月9日)の小保方晴子博士の記者会見に関して、私もいくつか取材を受けました。 私の考えは以下です。 小保方博士が勇気を振り絞って自分の言葉で語ったのは高く評価する。理研に一方的に罪をなすりつけられたようになっているので、反論は権利として不可欠。 その上で、発言内容には疑問が残る。 STAP現象があると断言したが、それは涙や言葉でいくら言ったところでだめで、科学的にきちんと検証するしかない。証拠、データ等があるなら、提示すべき。 あるデータを加工することは、たとえ「ねつ造」と呼ばなくても「misconduct」ではあり、重大な過失であると考える。その責任をどう取るのか。 論文に問題があるなら撤回すべき。また、データに自信があるのなら撤回してやり直せるはず。 STAP現象200回確認は本当か。 「未熟」「自己流」「不勉強」を強調していたが、そう強調すればするほど、「ユニットリー
2014年4月9日、小保方晴子さんと代理人の弁護士が記者会見を開き、理研調査委員会の最終調査結果への不服申し立て内容について説明しました。 小保方氏一問一答: 毎日新聞 会見で小保方さんはNatureに掲載されたSTAP細胞研究論文に不適切な点があったことを認めて謝罪しました。しかし、理研調査委員会による調査は不十分であり、データ画像の改ざんと捏造の認定については容認しない旨が述べられました。その他にも、STAP細胞を200回ほど作製してきたことや、第三者がSTAP細胞作製の追試に成功したことが報告されました。 ただ、作製した細胞の多能性マーカー遺伝子Oct4の発現を確認しただけなのか、それとも細胞の分化能まで確認したのかなど、STAP細胞をどのレベルで確認したかについては言及されませんでした。また、追試に成功した人物についても明らかにされませんでした。 ここでは、STAP細胞の存在自体の
アメリカ西部のコロラド州で「回転草」と呼ばれる風で転がりながらタネを飛ばす植物が大量に発生し、住宅の前に積み重なって家から人が出られなくなるなど市民生活に影響が出ています。 砂地をコロコロと転がる枯れ草のかたまり。 「回転草」と呼ばれるヒユ科の植物で、直径数十センチのボールのような形になり、枯れると茎が折れ、風に吹かれて地面を転がりながらタネを飛ばすのが特徴です。 アメリカ西部のコロラド州では、回転草が先月から大量に発生し、風に飛ばされてきた草が住宅の前にうずたかく積み重なったり道路を覆い尽くしたりする事態になっています。 地元の自治体では、家から人が出られないとか車が通行できないといった連絡が相次ぎ、乾燥した天気が続くと火災が起きるおそれもあるため、大型のトラクターを出すなど数千万円をかけ「お騒がせもの」となった回転草を取り除く作業を続けています。 地元の男性は「大型車を使って回転草を取
岡崎・六名小学校近くの「六名米穀店」(岡崎市六名3、TEL 0564-52-7215)は4月1日、「オカザえもんのふるさと米」の販売を始めた。 店主が選ぶ全国各産地の米を取り扱う 2キロ入り袋(1,200円)と、ギフトボックス(300グラム入り)3個セット(1,500円)を用意。米は全て岡崎産のコシヒカリ。ギフトボックスセットにはオリジナルの「オカザえもん」カードが付く。合わせて1000セットの販売を見込む。 同店の創業は1960(昭和35)年。店主の長澤正敏さんは2代目になる。全国各地から長澤さんの目にかなった米を仕入れ販売するが、新たな販路拡大を目指し岡崎ビジネスサポートセンター「OKa-Biz(オカビズ)」に相談したことがきっかけという。 「1月中旬に、当初は島根県の米をブランド化して売っていきたいと相談に伺った」と長澤さん。「OKa-Bizの秋元さんが何件か販売先を当たってくれたが
「第二期南極海鯨類捕獲調査計画」に基づき実施していた、平成25年度の南極海鯨類捕獲調査の調査航海が、平成26年4月5日(土曜日)に終了しました。 1.調査の目的 南極海鯨類捕獲調査は、鯨類資源を持続的に利用していくために必要な科学的知見を得るため、「第二期南極海鯨類捕獲調査計画」に基づき、実施しているものです。本調査は、一般財団法人 日本鯨類研究所が農林水産大臣の許可を受けて実施しているものです。 具体的には、(ア)鯨類を中心とした南極海生態系のモニタリング、(イ)鯨種間競合モデルの構築、(ウ)鯨類の系群構造の時空間的変動の解明、(エ)クロミンククジラ資源の管理方式の改善を目的としています。 2.調査の概要 (1)調査対象海域:南緯60度以南の南極海(東経35度以東、西経145度以西) (2)航海期間:平成25年12月7日(土曜日)から平成26年4月5日(土曜日)まで (3)調査期間:平成
農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、平成23年度から福島県内の森林において実施している土壌や落葉層、樹木の葉や幹などの放射性セシウム濃度とその蓄積量の調査について、平成25年度の調査結果を取りまとめました。 東京電力福島第一原子力発電所の事故により、森林地域に放射性物質が降下しました。 農林水産省は、森林内の放射性物質の分布状況等を的確に把握した上で、森林の取扱い等の対策を検討するため、平成23年度から、独立行政法人森林総合研究所(以下「森林総研」という。)と連携し、発電所からの距離の異なる福島県内の3 町村(川内村、大玉村、只見町)において、森林内の土壌や落葉層、樹木の葉や幹などの部位別の放射性セシウムの濃度と森林全体の放射性セシウムの蓄積量を調査しています(森林内における放射性物質実態把握調査事業)。 (2)調査方法 各調査地において、空間線量率を測定したほか、落葉
東洋新薬は4月7日、佐賀県固有の香酸柑橘類「ゲンコウ」の果皮抽出物における育毛作用のメカニズムの1つとして、血流改善作用を臨床試験にて確認したと発表した。同成果の詳細は、「日本薬学会第134年会」において発表された。 これまでの研究から、ゲンコウ果皮抽出物が毛乳頭細胞における育毛に関与する成長因子の発現を亢進させることを細胞・遺伝子レベルで確認しており、動物試験においても育毛作用が確認されている。今回の調査では、ゲンコウ果皮抽出物の育毛作用に関する追加知見を得ることを目的に、臨床試験を行ったという。 具体的には、健常成人6名(34.7±4.3歳、男性2名、女性4名)を対象に、クロス・オーバー法として、ゲンコウ果皮抽出物含有溶液(ゲンコウ群)またはプラセボ溶液(プラセボ群)に片手を1分間浸漬させた後、レーザードップラー血流計を用いて0分後(浸漬直後)、10分後、20分後の指先の皮膚血流量の測
国立がん研究センター(国立がん研)は4月8日、大腸がんの新たな診断手法として、さまざまな細胞から分泌される微小な小胞で、血液や尿など体液中に存在している「エクソソーム」を診断に活用することで、早期であっても簡便に診断ができる手法を開発したと発表した。 同成果は、同センター 研究所分子細胞治療研究分野 の落谷孝広 分野長、吉岡祐亮 研究員らによるもの。詳細は英科学誌「Nature」の姉妹誌「Nature Communications」(電子版)に掲載された。 がん患者の体液中に存在するがん特異的なエクソソームはさまざまな情報が詰まった物質であることが知られているため、病態の把握や治療評価への利用が考えられいるが、従来法ではエクソソームを体液中から検出し、診断に用いるには多くの手間と1日という時間が必要であったため、実用化には至っていない。 今回、研究グループでは、エクソソーム膜上に存在するタ
東京大学(東大)は4月7日、マウスにおいて統合失調症の発症関連遺伝子の機能を抑制すると、思春期に相当する時期にシナプスが過剰に除去されること、ならびに同マウスに新規抗がん剤候補薬を投与すると、過剰なシナプスの除去と感覚運動情報制御機能の障害が予防できることを確認したと発表した。 同成果は、同大大学院医学系研究科附属疾患生命工学センター 構造生理部門の林(高木)朗子 助教、米国ジョンズホプキンス大学医学部統合失調症センター長の澤明 教授、米国ベンチャー企業Afraxisらによるもの。詳細は、「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)」に掲載された。 統合失調症は思春期から成人にかけて100人に1人が発症し、幻聴や妄想、意欲低下、認知機能障害
海洋細菌で見つけた新しい光エネルギー利用機構 -塩化物イオンを輸送するポンプの発見- 2014年4月8日 吉澤 晋・岩崎 渉・木暮一啓(東京大学大気海洋研究所) 東京大学大気海洋研究所の吉澤晋特任研究員、岩崎渉准教授、木暮一啓教授のグループは、宮崎大学の小椋義俊助教, 林哲也教授、マサチューセッツ工科大学のEdward F. DeLong教授らと共に、海洋細菌(Nonlabens marinus S1-08T)から光エネルギーを用いて塩化物イオンを細胞内に運び入れる新しい種類のポンプ(ロドプシン)を発見しました。 これまで太陽の光エネルギーを利用している海洋生物は、クロロフィルを持つ光合成生物、すなわち植物との考えが常識でした。しかし、10年ほど前にプロテオロドプシン(注1)と呼ばれるロドプシンの仲間で、光が当たると細胞内から水素イオン(H+)を排出するポンプが発見され、植物以外の海洋生物
理化学研究所(理研)とパナソニック株式会社 エコソリューションズ社 (パナソニック)が2007年から開発を進めてきた「深紫外線LED(UV-LED)モジュール」が製品化され、同社が2014年6月16日(注)より発売します。これは、理研の「産業界との融合的連携研究制度[1]」における平山秀樹主任研究員(平山量子光素子研究室)とパナソニックとの共同研究の成果です。 開発した深紫外線LEDモジュールは、除菌能力を有する270ナノメートル(nm、1nmは10億分の1m)の波長域の深紫外線を10mW以上[2]の出力で発光します。また、薄型、防滴、水銀フリーという特徴を備えています。 従来、270nm付近の深紫外線領域の光源としては、冷陰極ランプや水銀ランプの商品が主流でした。しかし、従来の光源はサイズが大きく点灯用インバータを必要とするため、広い取付けスペースが必要、ガラス素材のため破損しやすい、瞬
ポイント ゼブラフィッシュ1匹につき1つのニューロンだけを遺伝子操作で可視化 画像処理技術により、別個体に由来するニューロンを標準脳に3次元再構築 動物が環境に応じて適切に行動する神経回路メカニズムの解明に大きな一歩 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、モデル脊椎動物のゼブラフィッシュ[1]を用いて、嗅覚神経回路の配線図の解読に成功しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)シナプス分子機構研究チームの宮坂信彦副チームリーダーと吉原良浩チームリーダー、米国マサチューセッツ工科大学らの共同研究グループの成果です。 嗅覚は外界のさまざまな匂い情報を感知するセンサーとしての機能を持っています。1991年、「嗅覚受容体[2]遺伝子」が発見されて以降、匂いの受容メカニズムと鼻から脳への神経配線様式の理解が飛躍的に進みました。しかし、嗅球[3]から高次中枢に至る神経配線
西濃シェンカー(東京都品川区、王秀薇〈オン・シュウウェイ〉社長)は、2022年に東京本社と東京支店(東京都品川区)のオフィス、23年に芝山オペレーションセンター(千葉県芝山町)の全... マイクリップ登録する
西濃シェンカー(東京都品川区、王秀薇〈オン・シュウウェイ〉社長)は、2022年に東京本社と東京支店(東京都品川区)のオフィス、23年に芝山オペレーションセンター(千葉県芝山町)の全... マイクリップ登録する
By Kit 化学に関するインフォグラフィックを発表しているCompound Interestが、インターネットに氾濫する「トンデモ」科学記事を見抜きだまされないために見るべきポイント12個をインフォグラフィックでまとめています。 A Rough Guide to Spotting Bad Science | Compound Interest http://www.compoundchem.com/2014/04/02/a-rough-guide-to-spotting-bad-science/ ◆01:おおげさ過ぎるタイトル By _Untitled-1 記事のタイトルは、注目されるかどうかクリックされるかどうかを決める重要な要素です。良いタイトルとはシンプルなもの。あまりにも大仰なタイトルやミスリーディングなタイトルには注意です。 ◆02:装飾 By jessamyn west 科学
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