1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存されていた「キメララクネ・インギ」(2018年2月5日公開)。(c)AFP PHOTO /NATURE/BO WANG 【2月6日 AFP】東南アジアの森林に生息していたサソリに似た尾を持つ生物が、1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存された状態で発見された。2つの研究チームが5日、この新種生物に関する論文をそれぞれ米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表した。この生物はクモの進化史を埋める「ミッシングリンク(失われた環)」になるという。 一方のチームは論文の中で、「キメララクネ・インギ(Chimerarachne yingi)」と命名されたこの生物が、雄の生殖器と糸を生成する突起状の器官によって現生種のクモに関連づけられると主張している。 もう一
患者が会計を終えるまで長時間待たされる、後日支払うよう求められる――。東京大学医学部附属病院の外来窓口で2018年初から混乱が続いた。トラブルの元は電子カルテシステムの刷新にあったことが日経コンピュータの取材で分かった。 東大病院は富士通に開発を委託し23年間利用した独自仕様の電子カルテシステムを刷新し、富士通の最新パッケージ「HOPE EGMAIN-GX」を導入。2018年1月2日に本稼働させた。だが外来診療を始めた4日以降、外来窓口が数日にわたり混乱。会計で長時間待たされたり、後日支払うよう求められたりする患者が続出した。 システム移行を担当する企画情報運営部長の大江和彦教授はトラブルについて、旧システムとの「操作性の違い」を周知できていなかったことや「富士通によるデータ移行作業の手順ミス」などを挙げた。日経コンピュータの取材に広報部門を通じて回答した。 東大病院は2017年10月から
民主主義の根幹をなす選挙で、自治体による投票の不正処理が行われた。 5日、滋賀県甲賀市で明らかになった昨年の衆院選での白票水増し問題。見つかった投票用紙を焼却するなど、不正には選挙事務のトップらが関わっていたことも判明し、関係者からは困惑と怒りの声が上がった。 「一報を聞いた時は、がくぜんとし、頭が整理できなかった。まだ分からないことばかりで、説明できない」。甲賀市役所で、説明にあたった呉竹弘一・市長公室長は苦渋の表情を浮かべた。 呉竹市長公室長らによると、開票作業は昨年10月22日午後9時30分から、市内の甲南情報交流センターで始まった。その後、票の不足が判明。職員らは、投票所などに未開封の投票箱が残されている可能性があると考え、捜し回った。 しかし、投票箱は見つからず、不正が行われることに。関わったとされるのは、選挙管理委員会事務局長を兼務する市総務部長、同部次長、同部の課長級職員の計
十勝地方の全24農協の昨年の農畜産物取扱高が総額3388億円に達し、過去最高を記録した。一昨年は8月の台風による大雨被害などで畑作が大幅に落ち込んだため、総額も3000億円を割り込んだが、日本の食糧基地・十勝の「復活」を印象づける結果になった。昨年12月末の記者会見に臨んだ農協幹部らの表情は一様に明るかった。 十勝農業の底力を実感すると同時に、あの大雨被害の時、肩を落としながら取材に応じてくれた農家の人たちを思い出した。帯広市の郊外で、水浸しになった収穫目前のジャガイモ畑。雨水で土が削り取られ、地表に点々と転がる腐りかけのイモを拾っていた60代の女性は「悲しい」と言った。ぬかるむ土の感触を覚えている。
AI in Agriculture Market by Technology (Machine Learning, Computer Vision, Predictive Analytics), Offering, Application (Precision Farming, Drone Analytics, Agriculture Robots, Livestock Monitoring), Offering, and Geography - Global Forecast to 2025 出版元:MarketsandMarkets出版元について 発行年:2017年12月 定価 Single User License(1名様ライセンス)US$5,650(米国ドル)/Multi User License(5名様)$6,650 /Corporate User License $8,150
農林中央金庫秋田支店、JA秋田みなみ、日本政策金融公庫秋田支店、秋田銀行の4金融機関は、コメとネギを生産する農事組合法人いりあいファーム滝の頭(秋田県男鹿市)に協調融資したと発表した。融資額は計約2億円。農業法人の規模拡大を支援し、農業者の所得向上を後押しする。いりあいファームは、融資額約2億円のうち約1億4千万円をライスセンター
2月4日、中国共産党と国務院(政府)は、国営の新華社を通じ、今年の優先課題を記した最初の文書「中央1号文件」を発表した。写真は唐辛子をトラクターに積み上げる農民。昨年10月遼寧省で撮影(2018年 ロイター) [北京 4日 ロイター] - 中国共産党と国務院(政府)は4日、国営の新華社を通じ、今年の優先課題を記した最初の文書「中央1号文件」を発表した。農村の所得・生活水準向上計画の一環として、2035年までに農業部門の現代化を実現するとした。 文書は、20年までに農村振興を大きく進展させ、35年までに農業の現代化を図るほか、50年までに「強い農業と豊かな農民の全面的な実現」を目指すと表明。「農業の現代化なくして国家の現代化はない」と指摘した。
色使いやシルエットにこだわった農作業服の人気が高まっている。「カッコイイ農業」を目指す若手農業者や菜園を楽しむ市民らのニーズに応え、JAグループが企業と連携して若者や女性向け製品を開発。作業服メーカーもデザインや機能性に優れた農業者向け製品に力を入れている。 全国の若手JA組合員でつくる全国農協青年組織協議会(JA全青協)は、ジーンズなど衣料卸売のリー・ジャパン(東京)と連携してデニム柄などのオリジナルワークウェアを2015年度に開発した。上着とズボンが一体の「つなぎ」で、手を上げた作業がしやすいなど快適さが評判だ。 JA兵庫南(加古川市)管内では農家約20人が購入。稲美町の女性(26)は「思うような服がなく農業大学校の服をずっと使っていたのでありがたい。おしゃれで機能的。買い物もこのまま行きます」とお気に入りだ。 JA全農兵庫(神戸市中央区)生活課は17年度から女性農作業服のブランド「モ
最大産地の米国で消費が減る一方、日本では食品利用が拡大する遺伝子組み換え作物(GMO)など食の安全を考える講演会が神戸市内で開かれた。GMOによる健康被害の問題を科学的に浮かび上がらせた米国のドキュメンタリー映画「遺伝子組み換えルーレット」日本語版を監修した専門家の印鑰智哉さんが、腸内細菌の損傷、神経や生殖への影響の研究状況などを報告。他の先進国に比べて食の安全に関する情報が極端に乏しい日本の現状に危機感を訴えた。 コープ自然派事業連合(神戸市西区)主催で、印鑰さんはGMOの栽培に最も使われている農薬グリホサートを巡る現状を紹介。腸内のビフィズス菌や乳酸菌が損なわれて必須アミノ酸がつくり出せなくなることや、米国で増大する腸の疾患、神経症、自閉症、認知症などとの関連を巡る研究などを紹介した。精子の減少など生殖への影響にも懸念を示した。 また、米国ではGMO入り食品をやめて子どものアレルギーな
今年に入り、大麻事件が続いている。そもそも大麻とは何か? その歴史や規制の現状、乱用の実態などについて、依存症にくわしい筑波大学教授・原田隆之氏が考察する。 大麻とは何か、正確に知ろう 今に始まったことではないが、このところまた大麻で芸能人やその家族が逮捕され、ニュースやワイドショーを賑わせている。 1月15日にヒップホップミュージシャンのUZIが大麻所持で逮捕されたのに続き、30日には大竹まことの長女が同容疑で逮捕された。 これまでも、多くの有名人が大麻事件に関わっているが、例えば今は暴力問題で揺れている相撲協会も、10年前には大麻問題で大揺れしたことがあった。 ところで、大麻とはどのような薬物なのだろうか。 よく耳にはするものの、どんな薬物でどんな作用あるのか、実際よくわからないという人も多いのではないだろうか。 そもそも大麻とは、アサ科の植物、大麻草のことであり、この葉や花穂などを乾
雪印メグミルクは1日、家庭用マーガリン類のすべてを、部分水素添加油脂不使用タイプに3月から切り替えると発表した。消費者の安全志向や、6月から米国で実施される水素添加油脂の食品使用禁止規制に対応する。 水素添加油脂を使わないとマーガリンの風味の良さ、ぬりやすさなどが損なわれる問題点を、独自の乳化技術と結晶化制御技術で解決した。水素添加油脂不使用で消費者に安全性を訴え、落ち込みが続くマーガリン市場をてこ入れする。 水素添加油脂は2003年に世界保健機関(WHO)が、トランス脂肪酸と心臓疾患に相関関係があると指摘したことを機に表面化。トランス脂肪酸の形成に水素添加油脂が深く関わっている可能性が高いとして、米国食品医薬品庁(FDA)が15年6月に、同油脂を安全リストから外すと公布した。 日本では規制はまだないものの「消費者にマーガリンがトランス脂肪酸を多く含む食品のイメージが広がり、買い控えにつな
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