新たな基本計画では政策の具体化と遂行のために農水省の組織横断したした「プロジェクト」を設置することが盛り込まれた。プロジェクトによっては関係府省とも連携する。すでに新たに6つのプロジェクトが動き出しており、小紙ではプロジェクトリーダーにそれぞれの狙いや今後の課題などを語ってもらう。第1回はスマート農業プロジェクトリーダーの農林水産技術会議事務局の青山豊久研究総務官に聞いた。 --スマート農業とは何か。改めてお聞かせください。 私たちが思い描くスマート農業とは、ロボット、AI、IoTなどの先端技術を使う農業です。現場の課題をこうした先端技術で解決していこうということです。政府全体でソサエティ5.0を打ち出し社会的課題を先端技術で解決していこうとしていますが、スマート農業はまさに農業版のソサエティ5.0です。 イメージはさまざまだと思いますが、私たちは3つに整理しています。 1つ目は自動化です