「26歩」。これは私の畑の1畝(うね)20メートルを歩いた場合の歩数。それがゴールの見えない長距離に思えることが多々ある。機械化できていない細かい作業の時は、端から端まで1畝3時間程度かかる場合もあるからだ。畝の数は200を超え、心が折れそうになる。農家は孤独なのだ。そこへ救世主として現れたのが農福連携だ。 農福連携(農業と福祉の連携)とは、障がい者が農業を通してやりがいを高め、社会参画を実現していく取り組みである。担い手不足や深刻な高齢化が進む農業の課題解決の一翼を担うと期待されている。 当園にも農福連携の頼もしい助っ人達が現れた。百姓と言われるように、百も二百も仕事があるのが農業だ。仕事を細分化し、切り出すことで障がい者の特性に合わせ、仕事と人をマッチングすることができる。 農業は様々な方が活躍できる素敵な業種なのだ。話はそれるが、他業種でもコンサルタントの方々がまず行うのが、この地道
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