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ブックマーク / blog.tinect.jp (175)

  • 望まない出来事の予防のための「対策」、起きてしまったときの「対処」は、両方が必要。

    最近、人口減少を取り扱ったがよく話題になる。 それだけ多くの人がこの問題に危機感を覚え、関心をもっているということだろう。 そのなかでもひときわ注目を集めているのが、『未来の年表』という一冊だ。 どこの書店でも扱っているから、見かけたことがある人も多いかもしれない。 なぜこのが、多くの人に読まれているのか。 それは、いつも話題になる人口減少に対する対策ではなく、人口減少への対処について真剣に検討しているからだと思う。 対処が必要なのに対策ばかり議論され、「いやそういうことじゃなくて」と言いたくなる場面は、結構多い。 人口減少はもう確定してるのに、「子どもを増やさねば」一辺倒 日の人口高齢化が異様なスピードで進んでいるのは、周知の事実だ。 だからこそ、「なんとしてでも女性に子どもを産んでもらわねば!」という話になる。 でもそれは、人口がこれ以上減らないようにするにはどうすればいいかとい

    望まない出来事の予防のための「対策」、起きてしまったときの「対処」は、両方が必要。
  • 書籍『AI vs.教科書が読めない子どもたち』が示す、「読解力が低い人」は「認知できる世界の解像度が低い」という事実。

    ホーム > 書籍『AI vs.教科書が読めない子どもたち』が示す、「読解力が低い人」は「認知できる世界の解像度が低い」という事実。 書は大きく前後半の2パートに分かれていて、 前半では、 ・巷で言われている「AI」は実際にはその実現過程で生まれた「AI技術」と呼ぶべきものであり、来志向された意味での「人工知能」と呼ぶにははるかに足りない代物であること ・その技術の延長にシンギュラリティが訪れることも無いだろうこと ・そうであるにも関わらず、そのAI技術によって現在のホワイトカラー労働者の多くを代替しうること ・しかもそのオートメーションの波がこれまでの産業革命とは比較にならない速度で、わずか20年間に圧縮されて起こるだろう という予測が示される。 そうであるならば、AI技術に代替されないための行動と施策を、となるのが当然の考えだ。 AI技術には実のところ3つのものしか扱うことができない

    書籍『AI vs.教科書が読めない子どもたち』が示す、「読解力が低い人」は「認知できる世界の解像度が低い」という事実。
    ahat1984
    ahat1984 2019/12/24
  • システムの穴を�「運用でカバーする」っていう思考法やめようよ、と強く強く思った話。

    こんな記事を拝読しました。 “記述式問題” 事業者が事前に正答例把握 大学入学共通テスト 国語と数学に記述式の問題が導入されますが、採点を任された民間事業者に、大学入試センターから問題と正答例が試験を実施する前に知らされる仕組みになっていることが分かりました。センターは、採点を迅速に行うためとしていますが、専門家は、「試験の前に、民間事業者に問題などが知らされれば、漏えいなどの懸念がある」と指摘しています。 これについて、NHKは採点の手順などを大学入試センターが記した「仕様書」と呼ばれる資料を入手しました。 そこにはベネッセの関連会社が試験を実施する前に、正答例や採点基準の作成に関与すると明記されていました。つまり、民間事業者は、試験前から問題と正答例が知らされる立場にあるということです。 大学入試センターは、こうした方法でなければ、20日間という短期間で大量の採点を行うことはできないと

    システムの穴を�「運用でカバーする」っていう思考法やめようよ、と強く強く思った話。
  • 政治家の「何か言っているようで、何も言っていないコミュニケーション」を馬鹿にしてはいけない。あれは凄い。

    コンサート、演劇、トークイベント。 そういったライブには、ライブならではの良さがある。 プロのライブともなると、演者の情熱だけでなく、技能の卓越を見ずにいられない。 演奏や身のこなし、トークに感動させられるだけでなく、「鍛えられた人間の技能」の可能性について考えさせられる。 録画やDVDで観るより、目の前でリアルタイムに演っているのを見たほうがインパクトが強い。 で、最近私は、「鍛えられた人間の技能」をライブで楽しめる新しいチャンスを発見した。 それは「政治家のお祝いの言葉のライブ」である。 たとえばNHKの国会中継を見ていても、答弁する国会議員や官僚に凄さや面白みを感じない。 言葉尻を捕らえられないよう、役人言葉を使いこなしてみせる様子には技能の卓越を感じなくはないけれども、TV越しに見ているせいか、ピンと来るものがない。 ところが市議や県議のお祝いの言葉をライブで見ると、話が違ってくる

    政治家の「何か言っているようで、何も言っていないコミュニケーション」を馬鹿にしてはいけない。あれは凄い。
  • ホントのところ「皆がやらない面倒な仕事を進んでやって、それが評価される」には、そこそこテクニックが必要。

    ホーム > ホントのところ「皆がやらない面倒な仕事を進んでやって、それが評価される」には、そこそこテクニックが必要。 身も蓋もない話をします。 先日、fujiponさんが書かれた、こちらの記事を拝読しました。 結局「とにかく面倒くさいことを進んでやる」人が、組織で評価される。 「そんなに働きたくはないけれど、肩身が狭い思いをするのは嫌だなあ」というのが僕の音なのですが、そんな「いいとこどり」は難しいのです。 「権利」が整備されたとはいうけれど、まともに仕事もせずに自分の権利ばかり主張する人がうまくやっていけるはずもありません。 『働かない技術』というの紹介を主軸にした内容で、大変分かりやすかったですし、面白そうだったので私もポチってみました。 まだ届いてませんが。(漫画以外の電子書籍ではなく実物で欲しい派) fujiponさんの所感についても全体的に首肯するところなのですが、一点だ

    ホントのところ「皆がやらない面倒な仕事を進んでやって、それが評価される」には、そこそこテクニックが必要。
  • 人生は、成功するよりも、成功したあと破綻させない方がよほど難しい

    このは18歳の米国の学生が、ウォーレン・バフェットやらビル・ゲイツといった著名人達に「人生の成功の秘訣」をインタビューし、それを一冊のにまとめるというミッションに挑むものである。 彼は色々と試行錯誤してこのミッションに打ち込み、その過程で様々な人と出会った結果、19歳でベンチャーキャピタリストとなり、27歳でフォーブス誌の「30歳未満の最も優れた30人」に選出されるにまで至った。 たかだが19歳の若者が、普通の人なら絶対にたどり着けないような経済的成功を何故おさめられたのか。 その秘訣は正攻法(ファーストドア)で頑張るのではなく、裏道(サードドア)を開けというわけである。 こう書くと実にアメリカンな人生サクセスストーリーっぽいが、その過程は結構土臭く、読中の印象はこれとは随分と異なる。 ノンフィクションとしても結構読み応えがあるので、興味がある人は手にとってみるといいだろう。 僕がこの

    人生は、成功するよりも、成功したあと破綻させない方がよほど難しい
    ahat1984
    ahat1984 2019/11/20
  • 「いい人」が必ずしも「良い上司」ではない理由。

    こんなツイートが、支持を集めているのを見た。 部下のことをちゃんと見ていて、努力している部分を認めて伸ばしてくれるバリキャリ独身上司 pic.twitter.com/A7W7TCI7NA — tetto@C97火曜南ユ01a (@onnoveltet) November 11, 2019 曰く、 調子が悪くても、「努力(と成果)を評価」してくれる。 何度ミスしても、「カバー」してくれる。 だから、頑張れよ。そう言ってくれる上司は、素晴らしい。 確かにそうかもしれない。 だが、私はすこし違う見方をしている。 おそらくこの上司はとても「いい人」だ。 だが、当に「良い上司」だろうか? * まだ私が会社員だったころ。 「面倒見の良い上司」が周囲に結構いた。 コンサルタントという職業上「大人」が多い会社だったというのもあるだろう。 一般的なコンサルタントの冷たいイメージとは異なり、人を無下に扱う上

    「いい人」が必ずしも「良い上司」ではない理由。
  • 私が「何事も、他者や世の中のせいにしてはいけないんだ」と、初めて本気で思った瞬間のこと。

    ちょっと前のこと。 Twitterのタイムラインを見ると、「努力」に関して、面白いツイートが流れてきていた。 毎日ファーストフードで過ごす庶民の気持ちなんてDaiGoさんにはわからないでしょうね、と言われたことがある ああ、全く理解できない。 僕もお金なかった時には、朝昼飯抜いて、そのお金買って勉強してたよ、未来のために。 努力不足を不公平のせいにするのは、庶民ではなくただの怠け者だ。 — メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) October 25, 2019 随分はっきりいう人が出てきたな、と思っていたら、もちろん賛否両論で物議を醸しているようだった。 努力論、根性論を忌避する人々がいて、 あぁこれってあれだ。 ブラックってやつだ ブラック企業の精神だわ — nony (@nony) October 25, 2019 DAIGOさんが事を抜いてまで勉強したの

    私が「何事も、他者や世の中のせいにしてはいけないんだ」と、初めて本気で思った瞬間のこと。
  • なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。

    ちょっとまえ、面白い記事をツイッターで拝見した。 企業の採用担当が、面接時に見ているポイントを端的に表現したものだ。 曰く、「事実と意見を分けて説明できるかは圧倒的に重要で、これができない人はかなり厳しい。」とのこと。 クローズな勉強会などで話をしたら好評だったのでブログに書きました / 面接時に見ているポイント – VOYAGE GROUP techlog https://t.co/64ehNAYLAi — Masanori KOGA (@makoga) October 29, 2019 彼がこれを重視する理由としては 「事実と意見を分けて説明するのがうまい人が書いた障害報告書は読みやすい」とある。 確かに読みやすい文章を書く人は、知的能力が高い事が多いので、採用の精度は良いのではないかと推測する。 ただ、この文章を読んで感じるのは、 「なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるの

    なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。
  • なぜ病院のトップは医者に限られるのかと問うた、あるコメディカルの話

    このはアダム・スミスやマルクスといった経済学の巨匠達が、なぜあのような発想ができたのかを当時の背景等を加味しつつ説明するなのだけど、初めに出てくる問いが非常に素晴らしい。 その問いはこうだ。 「なぜ経済学が初めて論じられたのは西暦1776年だったのだろうか?」 「もっというと、なんで1776年間もの長い間、人類は経済的発想を思いつけなかったのか?」 あなたはこの質問にどう答えるだろうか? 経済というのは、政治や宗教と密接に関連しており、それを取り出して語るのは反逆的な行為でもあった よくよく考えてみるとアダム・スミス以前、1776年間もの長い間、経済的な考えが提唱されていなかったというのは不思議な話である。 何故、こんなにも経済学が生まれるのは遅れたのか?その問いに対する筆者の回答はこうだ。 「経済というのは、政治や宗教と密接に関連しており、それを取り出して語るのは反逆的な行為でもあっ

    なぜ病院のトップは医者に限られるのかと問うた、あるコメディカルの話
  • 小学2年生の次女が、サクサク作文の宿題をこなせるようになった「技術」についての話。

    次女に作文の書き方を教えてみました。 以前も書いたんですが、長男長女次女が通っている小学校は、そこそこ宿題の量が多い小学校でして、低学年から割と計画的な宿題実施が求められます。 まだ幼稚園とそれ程変わらないような時期にあんまりタスク詰めるのもどうかな、と思う一方 「計画を立ててそれを実施する」 「計画が上手くいかなかったときのリカバリ方法を考える」 という経験が早い内から出来るのは悪くないかなと思って、ちょこちょこフォローしつつ様子を見ていたんです。 で、最近ぼちぼち小学二年生の長女・次女にも「作文」の宿題が出るようになりまして。 何かのイベントの振り返りとか、遠足の思い出についてとか、原稿用紙の前でうんうん唸る機会が段々増えてきたんです。 皆さん、子どもの頃作文って得意でした?400字詰め原稿用紙って、子どもの頃はめちゃ広大に見えましたよね。 今になって振り返ってみると、「これ早口系

    小学2年生の次女が、サクサク作文の宿題をこなせるようになった「技術」についての話。
  • 「IQ」ではなく「コミュニケーション能力」こそ、真の意味での知的能力なのかもしれない。

    企業が採用において、最も重要視する能力の一つが、「コミュニケーション能力」であることは、議論の余地がないだろう。 大阪大学教授の川嶋氏は「産業構造の変化」と「グローバリゼーション」がその根底にあるという。 企業が採用で最重視するコミュ能力 若者の理解とはズレ 経団連による企業アンケートでは、新卒採用で「選考に重視した点」のトップは2017年まで15年連続で「コミュニケーション能力」です。「主体性」や「チャレンジ精神」「協調性」より重視されているのです。 (朝日新聞) しかし、こういった記事をみるにつけ、私はいつも 「コミュニケーション能力とは一体何か?」 と、疑問に思わざるを得ない。 上の朝日新聞の記事にもあるが、「コミュニケーション能力」という言葉は、使いやすいが、その定義は難しい。 川嶋氏も「誤解されている」と述べている。 日では、「コミュ力」という省略語で若者の間で日常用語化し、

    「IQ」ではなく「コミュニケーション能力」こそ、真の意味での知的能力なのかもしれない。
  • 質問が出ないのは話し手の責任が8割。だから「質問が出る」ようにルールを決めたら、大成功した話。

    ちょっと前の話になるんですが、はてな匿名ダイアリー、通称「増田」でこんな記事を読みました。 質問力の付け方 知識がなくて質問できない部分も確かにあるけれど、少し考えれば分かる違和感に気付かないままの時もある。 そして質問しても、後が続かない質問しか出てこない。もしくは、質的ではない的外れなものしか出てこない。 論議に対してクリティカルに効くような質問が出来ないし、それを引き摺り出すことも能わない。 ベストディスカッション賞を取る質問なんか一生出てこない。 「質問が思いつかない」「いい質問が出来るようになりたい」という増田の話ですね。 当たり前の話なんですけれど、「質問」というのは確かに非常に重要でなんす。 基、話す側には、「聞き手が何を知らないか」が分かりません。 ゼミだろうが発表会だろうが関係なく、話し手と聞き手の間には、間違いなく知識の溝が出来るものでして、話す内容だけでそれを埋め

    質問が出ないのは話し手の責任が8割。だから「質問が出る」ようにルールを決めたら、大成功した話。
  • ファーウェイに対して、「よくわかんないけど」悪い印象を持っている人は、ぜひ読むべき本。

    このを読むまで、僕はファーウェイというと中国共産党が作ったスパイ企業みたいなイメージが強かったのだけど、読後はガラッとその印象は一転した。 月並みな言い方で恐縮なのだけど、ファーウェイに対してよくわからないけど悪い印象を持っている人は、ぜひ読むべきだと思う。以下、簡単な内容紹介と雑感を進めていこう。 深センには「ファーウェイ城下町」がある ファーウェイの社は中国のハイテク都市である深センにあるそうなのだが、筆者がそこを訪れるシーンは圧巻である。 筆者が香港からタクシーを使い深センのファーウェイ社へと向かったところ、30棟もの高層マンションが建ち並ぶ郊外の住宅街にたどり着いたのだという。 それをみた著者は「はてな?この住所はファーウェイ社のはずだが、なぜ住宅街が?」と最初は訝しんだそうだが、徐々に「ここは、5万人の社員とその家族が住むファーウェイ社員の住宅街なのか!」と衝撃をうけたそ

    ファーウェイに対して、「よくわかんないけど」悪い印象を持っている人は、ぜひ読むべき本。
    ahat1984
    ahat1984 2019/10/12
    “計画資本主義”
  • 「大して褒められもしない、名もなき仕事」を黙々とする人は、エラい。

    5万件のリツイート、13万件の「いいね」を獲得した、以下のツイート。 育休を4ヶ月取得して感じたこと ・授乳以外は男性もできる ・子ども慣れしてないは甘え ・子育ては2人でやってちょうどいい ・名もなき家事多すぎ ・育児での凡ミスは死に直結 ・24時間、緊張状態が続く ・会話できる大人は命綱 ・職場の方が落ち着く ・仕事の方が楽 ・仕事の方が楽 ・仕事の方が楽 — 梅田悟司/『名もなき家事に名前をつけた』9/17発売! (@3104_umeda) April 11, 2019 ジョージア「世界は誰かの仕事でできている」や、タウンワーク「バイトするならタウンワーク」などのコピーで有名な、元電通の梅田悟司氏のツイートだ。 私も含めて、多くの方の共感を呼んだのだろう。 思い当たることだらけで、子育て、及び家事に関しての卓越した言語化だと感じる。 さて、その梅田氏が先日上梓された『名もなき家事に名

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  • みんながみんな、王道を突っ走らなくてはいけない世界をどうやったら変えられるだろうか

    書を書かれたのは児童精神医学の専門家である。 筆者はこのの中で非行少年達が 「なぜ非行へと走ってしまったのか」 「どうしたら非行へと走らずにすんだのか」 を延々と考察していくのだが、そこで明らかになる事実は色々と示唆的である。 筆者は多くの非行少年たちと出会う中で「そもそも反省という行為がキチンと行えない」子供が沢山いるという現実に驚かされたのだという。 彼らに少年院にて何度も何度も「こういう事はしてはいけない」「ここはこうすべき所である」というような教育を行っても、まるでヌカに釘のごとく、話した内容が右から左に抜けてしまい、全く頭に入っていかないというのである。 「ひょっとして、この子たちは正しい形で認知機能が働いていないのでは?」 そう思い様々なテストを行った所、やはりどうも認知機能障害があるとしか思えないような結果が次々と出てきたのだという。 これらに加えてIQテストを行ったとこ

    みんながみんな、王道を突っ走らなくてはいけない世界をどうやったら変えられるだろうか
  • 「自由研究」に見る、「自由な発想」信仰の落とし穴

    なんというか、世の中には、「自由な、型にはまらない発想」というものを礼賛するあまり、却って「発想」を表現出来る機会を奪っているような、そんな傾向があるような気がするんですよ。 8月も初旬を過ぎて、世間はすっかり夏休み色一色になりました。 しんざきは激しく暑さに弱い体質でして、自分にライブラを使えば「あつさによわい」「直射日光によわい」「高温多湿によわい」「よわいったらよわい」と表示されること間違いない感じなんですが、この季節は当に外を歩いているだけで、継続ダメージによる死が見えてきます。 ワルキューレの冒険で言うと毒沼歩いてるようなもんです。お互い熱中症には気を付けましょう。 「自由研究」の話をします。 毎年、小学校の夏休みの宿題に「自由研究」が出ます。 先日まで知らなかったんですが、これ、別に学習要領に「自由研究」という項目がちゃんと定義されている訳ではなく、どう指導するかはかなりの部

    「自由研究」に見る、「自由な発想」信仰の落とし穴
  • 読書をしていたら、「頭のよさ」の本質に気づいた。

    わたしは、「読書ノウハウ」というものが嫌いだ。 なんて、好きなものを好きなように読めばいい。 「読書」と「効率」というのはもっとも離れた場所にある言葉のひとつで、どうやって楽しむかと試行錯誤するのも「読書」の醍醐味のはず。 ……なんて考えだったけど、最近「読書」についてちょっとした発見があったから、読書をより楽しむ方法のひとつとしてお伝えしたい。 異なる主張に触れたとき、どちらをどんな理由で信じる? 平成が終わるにあたり、『平成の通信簿』というを読んでいたときのこと。 人口減少や高齢化問題の解消のために出生率上昇を期待するのも、倫理的な問題をさておくとしても、筋違いである。 かりに出生率が今すぐ倍増したとしても、出産適齢期の女性の数が少ない状態は次の世代まで変わらないため、少なくとも今後数十年にわたって人口は減少しつづける。 したがって、少子化への対策が、人口減少や高齢化の問題を改善す

    読書をしていたら、「頭のよさ」の本質に気づいた。
  • 一体、日本人のだれが貧困で、だれを優先的に助けるべきなのか。

    少し前から、貧困に関する記事を頻繁に目にするようになった。 日アメリカ貧困は、どこが同じでどこが違うのか <日アメリカと同様に先進国の中では相対的貧困率が高く、再分配がうまく行っていないという論説がアメリカで話題になっている>https://t.co/ivo2cFdHtX — ニューズウィーク日版 (@Newsweek_JAPAN) August 4, 2019 現代の若者が自己肯定感が下がった理由、色々な要因があるんだろうけど、1番は単純に「格差が拡大して相対的貧困により自尊心が傷つく貧乏人間が増えたから」だと確信してるんだよな。特に実家の太さ格差は、そのまんま子供の自己肯定感格差に結びついてしまうわけでな。https://t.co/gvsaTjKBOv pic.twitter.com/oM4MMcBoZV — rei (@rei10830349) July 19, 2019

    一体、日本人のだれが貧困で、だれを優先的に助けるべきなのか。
  • 急激な近代化「圧縮された近代」を観るために台湾に行ってきた

    「圧縮された近代」の実例が観たくて台湾に行ってきた。 「圧縮された近代」という言葉はほとんどの人に耳馴染みのないものだと思う。 この言葉は、韓国の人口社会学者チャン・キョンスプが提唱した、韓国台湾のような東アジア新興国の社会状況を語るための言葉である。 圧縮された近代とは、次のような社会状況である。 そこでは経済的、政治的、社会的、あるいは文化的な変化が、時間と空間の両方に関して極端に凝縮されたかたちで起こる。 そして互いに共通点のない歴史的・社会的諸要素がダイナミックに共存されることにより、きわめて複雑で流動的な社会システムが構成かつ再構成される。 (中略) 韓国は一方で、前例のないほど短い期間のうちに、資主義的産業化と経済成長、都市化、プロレタリア化(すなわち小作農が産業労働者へと変容すること)、民主化の大幅な進展を経験してきた。 また他方で韓国の個人的・社会的・政治的生活の多くの

    急激な近代化「圧縮された近代」を観るために台湾に行ってきた