兵庫県立加古川医療センター(加古川市)の小川恭弘(やすひろ)院長(62)が、過酸化水素(オキシドール)を使って効果を高める放射線治療法を開発し、国内外での普及を目指している。効果を妨げる酵素を抑える仕組みで、切除手術が不要なことから、主に乳房が温存できる乳がん治療として広がりつつある。県内でも神戸低侵襲がん医療センター(神戸市中央区)で昨年から開始。今後は臨床試験(治験)を実施し、公的医療保険の適用を目指す。 小川院長によると、がんは大きくなるほど細胞内に抗酸化酵素が増え、酸素が欠乏する。一方、放射線治療は酸素を利用してがんを殺すため、がんが進行するほど効果が低下することが課題だった。 小川院長は前任の高知大教授時代、抗酸化酵素を分解するオキシドールと、オキシドールを患部にとどまらせるヒアルロン酸を注射する「酵素標的・増感放射線療法KORTUC(コータック)」を発案し、2006年から高
![オキシドールで乳がん治療 兵庫の病院長が新手法、1回数百円 (神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4398cff87d405ac2b93b5fbe2212405d97e664c1/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggXV.PahV2J2tIBhygwFcRtw---x179-y200-q90%2Famd%2F20150408-00000000-kobenext-000-3-view.jpg)