ピーナッツ、魚、エビなどアレルギーの原因にある食品はさまざま。 どれくらい食べるとアレルギーを起こすかは、幅があるという報告がある。意外と分かっていなかったようだ。 欧州人の5大アレルギー物質で検証 スイス、チューリッヒ大学病院のバーバラ・バルマー・ウェバー氏らの研究グループが、ジャーナル・オブ・アレルギー・アンド・クリニカル・イミュノロジー誌で2015年1月11日に報告している。 食品アレルギーのある人向けに注意表示が日本でも一般的になっている。一方で、アレルギーを起こす物質である「アレルゲン」はどこまで取って大丈夫かといった情報は意外とない。「合意されていないことで混乱をもたらす可能性がある」と研究グループは指摘する。 研究グループは、欧州人に多く見られる5大アレルギー食材について、閾値量を検証した。 食品アレルギーのある人に対して、低用量でアレルゲンを食べたり食べなかったりす