たばこを吸っている女性は双子を産みやすいと分かった。またいくつかの遺伝的な条件次第でも双子以上の多胎になりやすいようだ。 たばこと遺伝の影響を検証 米サウスフロリダ大学のホン・ホァン氏らの研究グループが、生物学系の国際誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・バイオロジー誌で2015年4月16日に報告している。 研究グループは、たばこや遺伝子が1人だけを生む単胎の妊娠、2人以上の多胎の妊娠とどのように関係するかを検証している。 遺伝子については、「一塩基多型(スニップ、SNP)」について調べている。人間の遺伝情報を保っているDNAは、30億ほどのATGCという4種類の塩基と呼ばれる分子のつながりから成り立っている。全員が同じ並び方ではなく、300~1000個に1個の割合でばらつきがある。この変化について「一塩基多型(SNP)という。 一塩基多型にはいわば番地が付いており、「rs」と