「この会見場に来るまでも『辞めなきゃいけないのかな…?』とか『なんとか続けられないかな』という思いも沸き上がりました。まだ未練たらたらです(笑)。これでリハビリを終えるつもりもないですし、それでまたバリバリになったらカムバックするかもしれません。その時にはまた会見を開くので、皆さんまた来てくれますか?(笑)」 引退会見でのカムバック宣言など前代未聞! でもらしいといえばらしい引き際だ。 スポーツ選手の辞め時、というのはいつの時代も難しい問題。悔いも未練もなく引退できる選手の方がむしろ少数派だろう。特に、サッカーの選手寿命は短い。言い方の良し悪しはあるにせよ、「ベテラン」と呼ばれる選手たちが必死にもがき、年々下がっていく運動能力と折り合いをつけ、それでもまだ現役にこだわる姿は、どこか切なくもあり、美しくもある。 先ごろ刊行された『楽しむことは楽じゃない~プロサッカー選手に見る、生き残り術~
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