日本サッカー協会の大仁邦弥会長は7日、都内で開かれた協会理事会で、体罰撲滅に取り組む強い決意を表明した。 記者会見した田中道博専務理事によると、大仁会長は「サッカー界に体罰がないかと問われると、残念ながらそんなことはない。日本のスポーツ界が変われるチャンスと捉えて、メッセージを発信したい」と語ったという。 具体的には、すでに先月29日付で「指導者にふさわしい指導方法の徹底」を求める文書を各都道府県協会に送付。中学高校の部活動で起こった事案が通報された場合は、各都道府県協会を通じて学校に連絡する形で対処する。田中専務理事は、過去に日本協会が体罰で処分を下した例はなく、現時点で把握している事案も「ほとんどない」としている。