生と死のはざまにある超常の生物「蟲」。それによって狂わされる人々の顛末を、各話完結で描く物語。 印象としては明治初期らしき時代の日本各地を舞台とした、架空の昔話といったところ。蟲を操る蟲師の青年ギンコは、事件にかかわり解決の手助けをするものの、たいていは傍観者であり解説者にとどまる。 『月刊アフタヌーン』に連載されている原作マンガはエピソードをいくつか見たのみ。第一話はインターネットで試し読みできる。 蟲師 / 漆原友紀 - アフタヌーン公式サイト - モアイ 一方でTVアニメ前作はDVDで何度か見返しているし、今年春に始まった『蟲師 続章』も楽しんで見ているが、ふしぎと感想を書きたくはならない。正面から真面目にアニメが作られていて、語るべきことは作品で表現されきっているので、わざわざ言語化しようと思わないためかもしれない。 作画面では、基本方針として珍しい試みをおこなっている。日本のTV