皆さんは「捕虜収容所」というと、どんな光景を思い浮かべるでしょうか? 鉄条網が高く張り巡らされ、日々の生活は極端に制限される日々。人間としての尊厳すらも抑圧される空間、といったところでしょうか。 では、次の一枚の写真をご覧ください。とある捕虜収容所の一枚です。 めっちゃ、くつろいでますやん!! この収容所、実は所外を出るときも、身元引受人がいれば見張りなしで出れるし、 クリスマスパーティーやピクニックにボート遊び、外部の日本人を招いての文化祭など、楽しいイベントが満載!! 収容者が帰国後「同窓会」を作った、伝説の捕虜収容所「板東俘虜収容所」です。 板東俘虜収容所とは? 日本は、第一次世界大戦の時日英同盟の関係でドイツに宣戦布告し、当時ドイツ領だった現中国の青島(チンタオ)を攻撃しました。 で捕虜になったドイツ兵たちを収容する施設が急遽必要になり、いくつかの「俘虜収容所」が建設されました。
