なんか、最近「日本のスゴイ人列伝」が読者の皆様にやたら高評価を頂きまして、 ホントに嬉しいかぎりです。さて、今回紹介する人はブータン農業の父、西岡京治(1933~1992)さん。 彼の仕事は日本の国際協力事業において最も成功した例として、今も伝説となっています。 東京オリンピックの年に、秘境ブータンへ 西岡さんが海外技術協力事業団(現・国際協力機構)の農業指導者としてブータンに赴任したのは昭和39(1964)年。 前の東京オリンピックのあった年です。 大学時代の恩師からの話に、喜び勇んでブータンに向かった西岡さんでしたが、 現地に到着してみると、意外な対応に戸惑います。 当時ブータンはインドとの国交だけしかなく、インドから技術指導を受けていたのですが、 ブータンの農業が従来の方法を改めないと、ハナから匙を投げていたらしい。 それでも四方八方に働きかけて、最初与えられたのはたった200㎡の農
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