ウクライナに、第2次大戦中にナチス・ドイツによってユダヤ人が銃殺された渓谷「バビ・ヤール」がある。この地で今年、犠牲者を悼むための博物館建設が決まった。ウクライナはホロコーストの舞台になる一方、一部の民族主義者がユダヤ人迫害に協力した側面もある。被害と加害が絡む歴史の清算は進むのか。(モスクワ・小柳悠志)
<中国ネット空間にはロシアを応援したり、プーチンを熱烈に支持する投稿が溢れる。中国政府にとっても、ロシア批判を許すことはできない状況だ> 「プーチン支持者が最も多い国はロシアではなく中国だ」 開玩笑(冗談)ではない。国連総会のウクライナ侵攻非難決議で中国政府は棄権したが、中国ネットでロシアやプーチン大統領を応援する投稿が大量に発生した。 経済制裁下のロシアを支援するため、中国の電子商取引(EC)サイトではロシア製品の爆買いが広がった。北京市内の在中国カナダ大使館が「われわれはウクライナを支持する」と中国語で記した看板を掲げると、その上に「FUCK NATO」と英語で落書きされた。 ロシアの電撃戦が停滞しているのはウクライナの必死の抵抗ではなく、「プーチンが手ぬるいから」だという投稿や、「この70歳(実際には69歳)の男を心がうずくほど愛している」という、プーチン宛ての中国語の愛の告白もあっ
ウクライナ軍参謀本部は16日、20日間の戦闘で投入した戦力の約40%を失ったロシア軍は「兵士不足を補うため士官候補生を戦いに投入することを決定した」と明かした。 参考:Генеральний штаб ЗСУ 参考:“Кто пришел с мечем, от меча и погибнет”: в “Азове” отчитались об уничтожении российского генерал-майора 参考:Отправили даже военный оркестр: пленный оккупант признал серьезные проблемы армии РФ в Украине. Видео 配給される食事の内容が約束と違いキャベツの缶詰と肉なしのスープだけしかないと愚痴るロシア人ウクライナ軍参謀本部は16日「損害を受けて後方で再編中だったロシア軍の戦術
1918年、米国でスペインかぜの感染を防ぐためにマスクを着用した赤十字のスタッフ。(PHOTOGRAPH BY PAUL THOMPSON, HULTON ARCHIVE/GETTY IMAGES) 1918年に始まった「スペインかぜ」と呼ばれるインフルエンザのパンデミック(世界的大流行)は、米国でも猛威を振るった。それから20年後の1939年、作家のキャサリン・アン・ポーターは、自らの辛い体験を「Pale Horse, Pale Rider(邦題「蒼ざめた馬、蒼ざめた騎手」)」という短編小説にまとめた。この時期を描いた著作として広く知られている作品だ。 この物語では、破壊的な威力を持つウイルスと第一次世界大戦という二重の重荷に苦しむ多くの若者の心情が描かれている。 歴史家の話では、スペインかぜが実際に終息した時期は曖昧なままだ。その一因は、米国民が「スペインかぜ疲れ」に陥っていたせいだと
主権国家ウクライナに対するプーチンの暴挙は、明らかな国際法違反であり、ウクライナのみならず欧州および世界の安全保障体制を根本から揺るがしている。 最近、私は情報戦(IW: Information Warfare)について書籍『日本はすでに戦時下にある』(ワニ・プラス)を書いたり、講演することが多くなってきた。 情報戦は現代戦において最も重要で基本的な戦い(warfare)であり、「攻撃と防御の両方の作戦を含む、競争上の優位性を追求するための情報の使用と管理に関する戦略」と定義される。 この情報戦は、ロシアがウクライナを併合した時に採用したとされるいわゆるハイブリッド戦(Hybrid Warfare)の重要な構成要素であり、特に中国やロシアは重視し採用している。 情報戦は幅広い概念で、情報を使って相手のものの見方・考え方や行動をコントロールして目的を達成しようとする政治戦、影響工作(Infl
ウクライナへの全面侵攻によって、国際社会から非難を浴びているロシアのプーチン大統領。そんな彼の“宿敵”だったのが、ドイツのアンゲラ・メルケル元首相である。 ここでは、2016年に発売された『世界最強の女帝 メルケルの謎』(文春新書)から一部を抜粋して再構成し、プーチン大統領とメルケル元首相の“因縁エピソード”を紹介する。(全2回の1回目/後編に続く) ◆◆◆ プーチンとの共通項 メルケルはロシア大統領プーチンに対して、良い感情を抱いていない。 プーチンはメルケルの2歳年上だ。2人は同世代である上に、「ベルリンの壁」が崩壊した1989年、東ドイツであの激動を経験した共通項がある。メルケルがロシア語を話せば、プーチンも勝るとも劣らないドイツ語を操る。 あの当時、プーチンはソ連国家保安委員会(KGB)のドレスデン支部にナンバー2の少佐として駐在していた。ドレスデンでも東ドイツの群衆は情報機関を荒
ウクライナへの全面侵攻によって、国際社会から非難を浴びているロシアのプーチン大統領。そんな彼の“宿敵”だったのが、ドイツのアンゲラ・メルケル元首相である。 ここでは、2016年に発売された『世界最強の女帝 メルケルの謎』(文春新書)から一部を抜粋して再構成。ウクライナをめぐるプーチン大統領とメルケル元首相の対立と、「ウクライナ危機」に潜む“歴史的な問題”を紹介する。(全2回の2回目/前編から続く) ◆◆◆ 前面に出るメルケル 「危機によって強くなる」のが「メルケルの力の法則」だ。メルケルにとっては、政治や外交は科学的アプローチで解決すべきもので、問題の「解」を求めるプロセスこそが政治であり、その解法の担い手である以上、自身の力は維持されるし、強化されることになる。仮に解が得られなくとも、解を追求する過程を示すことが重要である。 2014年初めに勃発したウクライナ危機はメルケルの国際戦略上の
昨晩知らせを聞き、間違いであればと一晩待っていたが… 漫画家の山本夜羽音さんが亡くなられた様だ 9日に飲んだ時には、全くそんな気配はなかったが、本当に急で… 個人的にも、また情況の執筆者としても色々関わってきて、今は何とも言葉が出ないが、ただ悼みたいと思います — Juan.B@非国民ハーフ 『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』発売中・二周年 (@GreatJuanism) March 15, 2022 一度削除したけどやはり書いておきたい。 友人が亡くなった。 2月に絶縁しようと考えてTwitterブロック、携帯、メール着拒したので元友人かもしれない。 さっさと和解するべきだった。 ごめんなさい。 山本夜羽音くん安らかにお眠りください。 — あのにます (@hiroaoya) March 14, 2022 1月に新型コロナに感染してから不調 なんとかたらい回しにならず2か所目で受け入
2007年8月22日、米ミズーリ(Missouri)州カンザスシティー(Kansas City)で行われた退役軍人団体の年次総会で演説するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領。(c)AFP/Jim WATSON 【8月23日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は23日、ミズーリ(Missouri)州カンザスシティー(Kansas City)で行われた退役軍人団体の年次総会での演説で、米軍のイラク駐留を継続させる理由を述べる際、第2次世界大戦中の日本軍による真珠湾攻撃と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)による米同時多発テロ事件を同一視する発言を行った。 イラク情勢に関する報告書の提出期限まで1か月を切り、高まるイラク駐留米軍の撤退要求に対する回答を模索していたブッシュ大統領は、「米国が日本を敗戦国から民主主義国へと導いたの
司馬遼太郎の「余話として」を、またも紹介する。 今日より正成出づ という町風俗について。 これについては、10年ばかり前、84歳で亡くなられた菅楯彦画伯からきいた。 まだ江戸期のにおいをのこしていた明治10年代から20年代の大阪の下町でのことである。 「そういう貼り紙が、町々に出ます」 といわれたから、私ははじめおどろいた。町々に楠木正成が出るのですか、と聞くと。 「 へい」 と、 品よくうなずかれる 。 菅楯彦というひとは、落款は「浪速御民」というのを用いられている。いかにも婉で古めかしく、古武士のような律儀さを保ちながら生涯大阪の町絵師として過ごされた。 (略) 「町内に長屋々々がごわりますな、そういう町内に必ず一つは寄席がごわりましてな、左様でごわります、別に商売々々した寄席ではごわりまへんで、まあ道楽なひとが自分の家のふた間ほどを講釈師に貸します」 そういうのが、大阪の寄席であっ
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