ユダヤ人が殺された渓谷に博物館建設へ 被害と加害が絡む歴史：東京新聞 TOKYO Web

ウクライナに、第２次大戦中にナチス・ドイツによってユダヤ人が銃殺された渓谷「バビ・ヤール」がある。この地で今年、犠牲者を悼むための博物館建設が決まった。ウクライナはホロコーストの舞台になる一方、一部の民族主義者がユダヤ人迫害に協力した側面もある。被害と加害が絡む歴史の清算は進むのか。（モスクワ・小柳悠志）

[paravola]

（2020年）バビ・ヤール渓谷／問題視されるのがウクライナ民族主義者組織（ＯＵＮ）の指導者ステパン・バンデラ／最終的な犠牲者は１０万人を超える

[taskapremium]

ウクライナでは、バンデラを愛国者としてたたえるパレードが10年ほど前から定着。イスラエルとポーランドの駐ウクライナ大使はこの1月、「民族浄化を掲げた人間を顕彰するのは許されない」と非難声明を出した。チェ>

[nayamerunaikai]

ソ連は戦後、ドイツによる虐殺を強調したが主にユダヤ人　他に体制に不都合な人々が虐殺されたことを隠蔽し続けた。

[oktnzm]

“第２次大戦前に結成されたウクライナ民族主義者組織（ＯＵＮ）の指導者ステパン・バンデラ（１９０９～５９年）。ウクライナを支配していたソ連、ポーランドからの独立を期し、武力闘争を展開した。ユダヤ人を迫害

[maturi]

ソ連は戦後、バビ・ヤールを2020「ナチスによってソ連人が殺された場所」とし、主な標的がユダヤ人であったことは伏せた。