誰でも映像が撮れ、発信できる時代に、テレビ屋にとってモノを作るベースとはいったい何なのか、、、。日頃からテレビのプロデューサーやディレクターの話を聞く機会はあるけれど、そんな話もじっくりと聞いてみたい。シリーズ第2回目はテレビ東京上出遼平(カミデ・リョウヘイ)氏。「テレ東にヤバい番組を作る平成生まれのプロデューサーがいる」と聞きつけ、お会いしたら、やっぱり話もヤバかった。 初プロデュース番組がいきなりギャラクシー賞受賞ギャラクシー賞月間賞を受賞した『ハイパーハードボイルドグルメリポート』のプロデューサー上出氏に話を伺った。(筆者撮影)テレビ東京入社7年目になる上出氏が番組プロデューサーとして初めて企画した番組が「ハイパーハードボイルドグルメリポート」だった。10月3日、10日の深夜枠で2回だけの放送だったが、キャッチコピーの「ヤバい人たちのヤバい飯を通じて、ヤバい世界のリアルを見る番組」と