2015年、私はDLDカンファレンスにおいて、ブランドとテクノロジーに関するプレゼンテーション※1を行った。その講演の動画は、音楽業界のアナリスト(@boblefsetz)が自身のニュースレター※2で紹介したあと、YouTubeでちょっとしたバイラル現象を起こした。 その後まもなく、私は書籍の出版契約を結び、毎週このニュースレターを書き、CNBC、FOXビジネス、ブルームバーグからコンスタントに出演依頼があり、数年前に設立したL2という会社は年60%の成長を始めた。ライブストリーミングやテレビでの成功に対応するため、私は自宅のガレージの上にスタジオを作った。25年間必死に働いてきた私は、一夜にして成功を収めたわけだ。 さて、ここから得られた教訓はなにか? 私たちの社会は、どういうわけか、包括的なブランド(たとえば放送局)が保証する動画への出演や、プラットフォーム上での数百万回の視聴回数や「
![群雄割拠の動画配信ビジネスに残された「2つのフロンティア」 | スコット・ギャロウェイ「デジタル経済の先にあるもの」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/84347510e55cec8d276dea5aacc8e34b1953ada2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F04%2F07214334%2FScott-Galloway_vol9.jpg)