タグ

ブックマーク / honz.jp (262)

  • 『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』 - HONZ

    その昔。今の20歳以下の人たちには理解できないかもしれないけれど、人はおカネを払って楽曲を買っていた。しかもCDというメディアに入ったアルバムというものを買っていた。アルバムの中には12曲くらい入っていて、2枚組なんていうものもあった。その前にはレコードなんていうものもあったし、私が生まれて初めて買ったのはユーミンのLPだったけど、そんなことはどうでもいい。重要なのは、そう遠くない昔、音楽は有料だったということだ。 いつから音楽は無料になったんだろう? おそらくナップスター以降と答える人がほとんどかもしれない。実際、レコード業界を破壊した犯人としてもっとも名前があがるのは、ナップスターを立ち上げたショーン・ファニングとショーン・パーカーだ。 でも、ナップスターが立ち上がる前から、音楽ファイルはインターネットのどこかにあった。ナッフ

    『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    不倫SF漫画の結末はハッピー?バッド?『あげくの果てのカノン』米... 2018年11月17日 2018年7月23日(月)漫画『あげくの果てのカノン』完結記念イベント「ハッピーエンド(もしくは地獄のはじまり)の作り方」が開催されました。  イベントに登壇されたのは『あげくの果てのカノン』作...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    akihiko810
    akihiko810 2016/09/19
    青山景『よいこの黙示録』 自殺して未完
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    不倫SF漫画の結末はハッピー?バッド?『あげくの果てのカノン』米... 2018年11月17日 2018年7月23日(月)漫画『あげくの果てのカノン』完結記念イベント「ハッピーエンド(もしくは地獄のはじまり)の作り方」が開催されました。  イベントに登壇されたのは『あげくの果てのカノン』作...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    akihiko810
    akihiko810 2016/09/19
    実話まんがか>10年間自宅から出ずに漫画を描き続けてきた著者
  • 『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』そこは大人の幼稚園だった! - HONZ

    大学に関するノンフィクションは数あれど、藝大がテーマというのも珍しいなと思い読み始めたのだが、中に登場する人物たちは、もっと珍しかった。まさに珍獣、猛獣のオンパレードである。 舞台となる東京藝大は上野にキャンパスがあり、芸術家を志すものたちにとっての最高学府である。上野駅を背にして左が美術学部で、右が音楽学部。美術と音楽、二つの芸術がまさにシンメトリーのように共存しているのが、特徴の一つだ。 まるで町工場のような美校の校舎と厳格なセキュリティに管理された音校の校舎。ほぼ全員遅刻の美校と、時間厳守の音校。なんでも作ろうとする人と、洗い物さえしない人。何もかも自前で飲み会をする人と、鳩山会館で同窓会をする人。 普通なら交わることのなかった両者が、同じ校舎に通う。それが東京藝大なのだ。 著者は、現役の藝大生を伴侶に持つラノベ作家。一緒に暮らしていく中での、あまりに不思議な暮らしぶりに興味を持ち、

    『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』そこは大人の幼稚園だった! - HONZ
  • 『堤清二 罪と業 最後の「告白」』堤家の愛憎の深さに背筋が震える大宅賞受賞作 - HONZ

    私は堤清二が作り上げたセゾン文化の恩恵にあずかった世代だ。音楽ファッション、美術と、清二のおかげで知ったことは数知れない。だが同時にビジネス上での異母弟、義明との相克も報道で知ってはいた。 著者の児玉博は2000年の“セゾングル―プ”解体の折の記者会見で、淡々と答える清二に対峙していた。財界を退いて9年、清二は小説家、辻井喬として生きてきた。だがその5年後、義明が証券取引法違反で逮捕され、西武グループは崩壊する。再建を主導する銀行のやり方に突如、異を唱えた清二は最前線に立った。 児玉は真意を探るためにインタビューを申し込む。計7回、十数時間に及ぶインタビューの初回、名前の呼び方を尋ねると「堤清二として話をさせて頂く」と答えた。彼の口から語られた堤一族の姿は、隆盛と凋落の歴史であり、怨念と情愛の二律背反の物語であった。 滋賀から上京し立志伝中の人となった康次郎は艶福家であった。3番目の正

    『堤清二 罪と業 最後の「告白」』堤家の愛憎の深さに背筋が震える大宅賞受賞作 - HONZ
  • 『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』愛していたけど、殺してしまいました - HONZ

    タイトルだけを見れば、自分には理解できない種類の人たちが、目を覆いたくなるような行為ばかり繰り広げる内容と思われるかもしれない。だがその予想は、大きく裏切られることになるだろう。最初はよくある感情の行き違い程度なのだが、それが引き寄せられるようにいくつも重なり合い、気付けば取り返しのつかないことになっているーーそんな印象だ。 書『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』で紹介される3つの事件は、実子への虐待、殺人、死体遺棄などで世間を賑わせたものばかりである。厚木市幼児餓死白骨化事件、下田市嬰児連続殺害事件、そして足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件書はこれらの事件の詳細を、丁寧に追いかけたルポルタージュである。 ネグレクト、DV、嬰児殺し。この手の事件が起これば、その親たちは「鬼畜」と呼ばれ、その非道な行為は瞬く間に広まっていく。だが、犯人たちは、いずれも法廷でこう述べた。「愛していたけど

    『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』愛していたけど、殺してしまいました - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    三十路も四十路もまだまだ幼児?『魔女は三百路から』 2018年11月18日 唐突なんですけど、皆さんは「魔女」の存在を信じますか? そう、あの魔女です。御伽話や物語、もちろんマンガの世界でも何度も見かけるあの魔女です。 くしゃくしゃの顔で先端が折れた三角の頭巾とローブを身...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    akihiko810
    akihiko810 2016/07/29
    魔女女子高生のほのぼの日常もの
  • 個性派が勢揃い 『すごいぞ! 私鉄王国・関西』 - HONZ

    阪急、南海、阪神、近鉄、京阪。この5つの私鉄の存在は、関西を「私鉄王国」と言わしめてきた。歴史から技術、列車デザイン、沿線文化に至るまで、なぜこんなに個性派揃いになったのか。なんで? そのミステリーを解き明かしつつ、個性ぶりをカラーの写真と図版満載で、各電車びっちりとまとめてある。「知らなかった〜」と何度もうめきながら読める、熱のこもった一冊だ。さて、出発進行! 東京に住むわたしは「世界征服」を掲げ、これまでに地下鉄が運行されている世界の約180都市のうち、117の都市を訪ね歩いてきました。 という「はじめに」の巻頭言からこちらをのけぞらせる書の著者は「鉄道楽者」(「自称」とのこと)、業は経営コンサルタントという1972年生まれの黒田一樹さんだ。写真を見ると、行動力を感じさせる精悍なお顔である。 「私鉄王国」と呼ばれるようになった由縁はこんなことらしい。 まず、東京の私鉄は、環状に走る

    個性派が勢揃い 『すごいぞ! 私鉄王国・関西』 - HONZ
  • 『医師の感情』医師たちは現場で何を感じているのか - HONZ

    どんなときでも冷静で、感情的になることはけっしてない――医師に対してそうしたイメージを抱いている人は少なくないだろう。だがもちろん、彼らも人の子であり、そうしたイメージそのままであるわけがない。ふだんはどんなに冷静な医師であっても、ときとして強力な感情に圧倒されてしまうことがあるはずだ。それならば、医師は現場で実際にどんな感情を抱いているのか。そして、そうした感情は医療行為にどのような影響を与えているのか。書は、そんな問題に光を当てようとした、アメリカの現役医師によるルポルタージュである。 書はまず「共感」の話から始まる。ここでいう共感とは、「他人の視点でものを見て、感じることのできる能力」、あるいはもっと限定的には、「患者の苦痛を認識し、理解すること」である。よく言われるように、医師は患者に対して「同情」する必要はないかもしれない。しかし、よりよい診断と治療を行おうというのであれば、

    『医師の感情』医師たちは現場で何を感じているのか - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    三十路も四十路もまだまだ幼児?『魔女は三百路から』 2018年11月18日 唐突なんですけど、皆さんは「魔女」の存在を信じますか? そう、あの魔女です。御伽話や物語、もちろんマンガの世界でも何度も見かけるあの魔女です。 くしゃくしゃの顔で先端が折れた三角の頭巾とローブを身...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    三十路も四十路もまだまだ幼児?『魔女は三百路から』 2018年11月18日 唐突なんですけど、皆さんは「魔女」の存在を信じますか? そう、あの魔女です。御伽話や物語、もちろんマンガの世界でも何度も見かけるあの魔女です。 くしゃくしゃの顔で先端が折れた三角の頭巾とローブを身...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • 『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』驚きの治療法と回復事例 - HONZ

    HONZが送り出す、期待の新メンバー登場! 澤畑 塁は某大学出版会に勤める、爽やかな営業マンである。HONZメンバーの誰よりもHONZらしい選書と、驚きのスピードでレビューを量産していくことだろう。今後の彼の活躍にどうぞご期待ください!(HONZ編集部) 人間の脳は宇宙のなかで最も複雑かつ精巧であるとよく言われる。そして、それほど複雑かつ精巧であるゆえ、一見小さな損傷が大きな障害をもたらすことがある。だがそれと同時に、わたしたちの脳は驚くべき「神経可塑性(neuroplasticity)」を有してもいる。 ここでいう「可塑性」とは、(プラスチックが熱を加えられたときに形を変えていくように)「自己の活動や心的経験に応じて、脳が自らの構造や機能を変える性質のこと」である。では、人間の脳にはどれほどの可塑性が備わっているのか。また、その可塑性を利用して、脳の機能回復を促すことは可能だろうか。

    『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』驚きの治療法と回復事例 - HONZ
  • 史上最強のナード──『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜』 - HONZ

    君は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(Dungeons & Dragons :以下D&D)を知っているか。 D&Dは紙と鉛筆とサイコロ、世界観や数値が記載されたルールブック、それに自身の想像力/対話を駆使して複数人で行うテーブルトークアールピージー(以下TRPG)である。1974年に発売された作は世界中で流行し、プレイヤーが冒険者になりきってファンタジー世界を探索する世界初のロールプレイングゲームと呼ばれる。数えきれないほど多くのクリエイターが作から受けた影響を表明しており、TRPGをやったことがなくともD&Dの名は知っている人も多いだろう。 ゲイリー・ガイギャックスはこのD&Dを生み出した人物であり、書はそんな偉大な男の伝記である。これがもう、めちゃくちゃおもしろい。その人生は波乱万丈。幼少期からゲームにのめり込んで高校は中退、仕事ゲームをやっていてクビになる。独創的なゲーム・アイデ

    史上最強のナード──『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜』 - HONZ
  • 『シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実』 - HONZ

    書は Peter Vronsky, “Serial Killers; The Method and Madness of Monsters,”Berkley Books, New York, 2004 の全訳である。 著者ピーター・ヴロンスキーはオンタリオ州トロント生まれのカナダ人で、基的には歴史家であるが、ジャーナリスト、著述家、そしてTVドキュメンタリーのプロデューサーなど多彩な顔を持つ才人である。トロント大学において刑事裁判史と国際関係におけるスパイ論で博士号を取得。博士論文は南北戦争期および1866年のフェニアン襲撃におけるカナダの安全保障の危機を主題としたもので、2011年にペンギン・ブックスから Ridgeway: The American Fenian Invasion and the 1866 Battle that Made

    『シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実』 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『あず☆らいず!!』第7話『大切なもの』 2018年11月19日 福岡に実在するバンド「AZLiGHTZ(アズライズ)」。 チヒロ(Vo.)、ナオプ(Dr.)、サナ(Gr.)、ノゾミ(Ba.)のメンバー4人は全員がアニヲタである。 フェス会場で共演バンドとケ...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    akihiko810
    akihiko810 2016/06/21
    ルフィは典型的なサイコパス
  • 読み終えるのが寂しかった 『さいはて紀行』 - HONZ

    あの日あのときあの屋で、このに出会わなかったら〜♫ と思わず歌いたくなる面白さ。読んでいなかったら、今日という日は寂しいものになっていたでしょう。物好き(失礼!)な著者が、日どころか海外までも珍スポットに出かける漫遊記。なんですがこれがもう…… このを書いた、金原みわさんの紹介から始めよう。 「珍スポトラベラーとして、全国の珍しい人・物・場所を巡りレポートしている」とプロフィールにはあり、あの都築響一さんのメールマガジン『ROADSIDER’s weekly』でも記事を連載していて、人気を博しているとか。プロフィール欄には、「ハイエナズクラブや大阪倶楽部に属し、イベントも定期開催している」と、知っていて当たり前のように書いてあるが、ハイエナズクラブってなんだろう。リンクを貼っておくので興味のある人は適宜追いかけるように、どうぞ。 所属先に興味を惹かれつつ、を一言で表すと「遠く

    読み終えるのが寂しかった 『さいはて紀行』 - HONZ
  • 『数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』著者サイモン・シン インタビュー 数十年来の陰謀を暴く - HONZ

    前作『代替医療解剖』の発表から実に8年。人気サイエンスライター、サイモン・シンの最新作の翻訳版がついに完成しました。テーマはズバリ『ザ・シンプソンズ』。1989年の初放映からすでに600話超! 今も続くアメリカの大人気アニメーションです。黄色い肌に、大きなギョロ目、極端にデフォルメされた姿はきっと多くの人がご覧になっているはず。社会風刺のたっぷりきいたドタバタアニメは時に社会問題にからんで日でも話題に上ります。 でも今回の切り口は、風刺でもなければアニメ論でもありません。『ザ・シンプソンズ』、実は超難解「数学コメディー」だった!! というサイモン・シンならではのものです。この背景にはハーバード大などで数学の博士号を取得した「天才」たちが、研究職をなげうってまで『ザ・シンプソンズ』の脚家になったという、驚くべき事実があるのですが、なぜ、そんなことが起こってしまったのか、そもそもどんな理由

    『数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』著者サイモン・シン インタビュー 数十年来の陰謀を暴く - HONZ
  • 欲しかった言葉ときっと出会える『翻訳できない 世界のことば』 - HONZ

    心に湧いてくる感情にぴったり合う言葉が見つけられない…。 言葉で表現しようとすると、ひどくまどろっこしくなってしまう…。 誰しもそんな経験を一度はしたことがあるのではないだろうか。 私たちは言葉があることで、思考することができ、他者と”目に見えないもの”を共有することができる。一方で、言葉によって私たちの思考は規定され、その範疇をはみだす部分については、表現することをあきらめざるをえない場合もある。 だが、そんな「日語では表現できなかったもの」を的確に表す言葉や、意識すらしたことがなかった世界を示す言葉に、外国語を学ぶなかで出会うことも少なくない。 書は、世界の様々な国に暮らした経験をもつ筆者が、「他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない『翻訳できないことば』たち」を世界中から集めてまとめた一冊だ。 *** その「単位」ありなんだ・・・ 長さの単位にはメートルの他にマイルや

    欲しかった言葉ときっと出会える『翻訳できない 世界のことば』 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    いの快感が忘れられない『人魚姫のごめんねごはん』 2018年11月19日 僕はありがたいことにべ物の好き嫌いがないので、お肉も野菜も大好物ですが、魚や貝といった海鮮も大好きです。 なにせ魚介類は種類も豊富だし、調理方法で味も千変万化。それこそ毎日べたって飽きません。...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    いの快感が忘れられない『人魚姫のごめんねごはん』 2018年11月19日 僕はありがたいことにべ物の好き嫌いがないので、お肉も野菜も大好物ですが、魚や貝といった海鮮も大好きです。 なにせ魚介類は種類も豊富だし、調理方法で味も千変万化。それこそ毎日べたって飽きません。...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー