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ブックマーク / www.cinra.net (605)

  • Licaxxxが語る自らの強い信念。リスクを背負っても音楽を求める | CINRA

    ソビエト政権下の冷戦時代。要らなくなったレントゲン写真に自作のカッティングマシーンで音楽を記録し、当時聴くことを強く禁止されていたエルヴィス・プレスリーやThe Beatlesなどの音楽を隠れて楽しんでいた時代があった。肋骨や頭蓋骨、手の骨などが映ったピクチャー盤のようなレコードは、「ボーンレコード」と呼ばれ、国家の弾圧に抵抗するソビエトのアンダーグラウンドカルチャーを象徴するものとして知られている。 そんなボーンレコードを紹介する企画展『BONE MUSIC展』の開催にあわせて、DJとして活動し、同展にコメントを寄せているLicaxxxにインタビューを行った。奇しくも先日のDOMMUNEで大反響を呼んだ『DJ Plays “電気グルーヴ” ONLY!!』にも出演した彼女が、時代を隔ててもなお共通する「音楽を聴く自由」についての思いを語る。 音楽との出会いは、「アナログ」の方が思い入れ深く

    Licaxxxが語る自らの強い信念。リスクを背負っても音楽を求める | CINRA
  • クリトリック・リスが愛されるワケ 「ハゲ!」の野次も力に変えて | CINRA

    2019年4月20日、ひとりの男が東京・日比谷野外大音楽堂のステージに立つ。彼の名はスギム、49歳。「クリトリック・リス」というスカムユニットとして注目を集めているアーティストだ。ハゲ頭にパンツ一丁という風変わりなスタイルで、1年に200以上のライブに出演。大阪に拠点を置きながら全国津々浦々を回り続け、2017年にはメジャーデビューも果たしている。 彼はかつて、広告系の会社で部長までのぼりつめたエリートサラリーマンだった。それがなぜ、脱サラして音楽の道へ進んだのか。現在のスタイルにたどり着くまでに、いったいどんな紆余曲折があったのか。そして、50歳を目前にして初の日比谷野音ワンマンに挑む心境とは。 彼の活動を追い続けてきた編集者で音楽ライターの西澤裕郎は、会社員時代にクリトリック・リスのライブを観て衝撃を受け、人生を変えられてしまったという。では、西澤はスギムのどんなところに魅了され、い

    クリトリック・リスが愛されるワケ 「ハゲ!」の野次も力に変えて | CINRA
  • 変化を続けるノラ・ジョーンズ アメリカ音楽を再編する才能に迫る | CINRA

    型にはまらず、新しい領域に自分を広げていく。それは、優れたアーティストに共通する特徴のひとつだ。2002年にBlue Noteからリリースしたデビューアルバム『ノラ・ジョーンズ』で『グラミー賞』を獲得したノラ・ジョーンズもまた、その1人といえる。読者の中には、ジャズシンガーとして登場したデビュー時のノラ・ジョーンズからイメージが更新されていない人もいるかもしれない。しかし、彼女は作品ごとに新しい挑戦で「ジャズ」の音楽性を更新し、「ジャズ」とも「ポップス」とも括れない音楽を作ってきた。 「ジャズ」という伝統的なアメリカ音楽から出発し、作品ごとにジャンルに新しい解釈を加え、スターに上り詰めていくさまは、「カントリー」というジャンルでそれを行うテイラー・スウィフトとも重なって見える。そんな彼女の新作が2019年4月12日にリリースされた。今作で、ノラはどんな新しい挑戦を行ったのだろうか。 ジャ

    変化を続けるノラ・ジョーンズ アメリカ音楽を再編する才能に迫る | CINRA
  • タフヴァイナルの最先端レコード事業。仕掛け人がビジョンを語る | CINRA

    インディーズレーベルが、なぜレコードプレス事業を? 今年15周年を迎えるインディーズレーベル「タフビーツ」が、株式会社Recozの協力のもと東洋レコーディング株式会社と連携して、アナログレコード事業「タフヴァイナル」を立ち上げる。 イスラエルはテルアビブ発のロックバンド・Boom Pamや、沖縄民謡の大御所・大城美佐子、アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」を現代に復活させたOKI率いる・OKI DUB AINU BANDなど、ジャンルや国籍を問わず良質な作品を輩出し続けてきたタフビーツ。彼らがアナログレコード事業を立ち上げるきっかけとなったのは、「ミュージシャンが求める『理想の音』を国内で実現したかったから」と、レーベル代表の神尾元治は語る。 神尾:私たちのような小さなレコードレーベルは、アーティストとの信頼関係で成り立っています。CDの売上低迷が続き、ストリーミングやサブスクリプションなど新し

    タフヴァイナルの最先端レコード事業。仕掛け人がビジョンを語る | CINRA
  • 武田砂鉄が語る不遇の時代 モテる奴らに負けないための悪巧み | CINRA

    24年にわたり毎週月曜から金曜まで生放送されてきたTBSラジオ『荒川強啓 デイ・キャッチ!』の後番組として、4月から新番組『ACTION』がスタートする。宮藤官九郎、尾崎世界観(クリープハイプ)、DJ松永(Creepy Nuts)、芥川賞作家の羽田圭介と、曜日ごとに異なるパーソナリティが配された番組で、金曜担当に抜擢されたのがライターの武田砂鉄だ。 武田は過剰なまでに掘り下げる考察と、触れにくいことにもズバッと切り込む批評で多数の連載を抱え、2015年には初の著書『紋切型社会』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞している。いわば「言葉のプロ」として活躍してきた彼は、ラジオという場でなにを発信するのだろうか。 じつはCINRA立ち上げメンバーのひとりでもあり、雑誌とラジオに支えられて青春時代を過ごしてきたという彼に、ラジオへの思いや番組への意気込みについて語ってもらった。 (パー

    武田砂鉄が語る不遇の時代 モテる奴らに負けないための悪巧み | CINRA
  • 原田郁子×高城晶平対談 クラムボンとceroの世代を超えた共通点 | CINRA

    2月19日にZepp Tokyoで行われたフィッシュマンズの主催イベント『闘魂 2019』は、日音楽シーンにおける今年最初のハイライトだったと言っても過言ではないだろう。佐藤伸治が急逝した1999年以来、20年ぶりの開催となった『闘魂』に出演したのは、茂木欣一が『POLY LIFE MULTI SOUL』(2018年)を聴いて衝撃を受け、声をかけたというcero。アンコールではフィッシュマンズのステージに高城晶平と角銅真実も参加し、この日ボーカリストを務めたクラムボンの原田郁子とハナレグミとともに、“JUST THING”と“Weather Report”を歌い上げたことは、多くの人の心に刻まれたはず。 そして、原田郁子と高城晶平がクラムボンとceroとして再び顔を合わせるのが、5月11日と12日に静岡県・富士市で開催される新しいキャンプフェス『FUJI & SUN』。エルメート・パス

    原田郁子×高城晶平対談 クラムボンとceroの世代を超えた共通点 | CINRA
  • 東京都現代美術館がリニューアルオープン。3年の休館経てどこが変わった? | CINRA

    約3年間の休館を経てリニューアルオープン 東京・清澄白河の東京都現代美術館が3月29日にリニューアルオープンを迎えた。 1995年の開館から20年を経て、諸設備の改修と利便性の向上のために2016年から約3年間にわたって休館していた東京都現代美術館。リニューアルオープン日と同時に2つの展覧会がスタートしている。 3年間の休館を経てどこが変わったのか? 新しくなった美術館内外の様子をレポートする。 人々に「普段使い」してもらえる開かれた美術館に。館内外のサインを一新 東京都現代美術館の建物は南側が木場公園に面し、ガラス張りの壁面から公園で遊ぶ子供たちや散歩をする人々の姿を見ることができる。今回のリニューアルでは公園の続きのように、人々に「普段使い」してもらえる美術館をコンセプトに、パブリックスペースの整備を行なった。 サインもリニューアルされた 館内外のサインは一新し、エントランスホールや中

    東京都現代美術館がリニューアルオープン。3年の休館経てどこが変わった? | CINRA
  • 遠山昇司×影山裕樹 さいたまに魔法をかける。想像力が変える風景 | CINRA

    なんでもない街の風景を魅力的に輝かせる人たちがいる。彼らは、ふだん歩いている通りや見慣れた住宅街の景色を、ちょっとした想像力をきっかけにして、ガラリと変えてしまうのだ。 日随一の郊外都市であり、世間では自虐的なイメージで注目を集めてもいるさいたまは、2020年に『さいたま国際芸術祭2020』の開催を控えている。芸術祭のディレクターに就任した遠山昇司は、映画監督として活動しながら、アートプロジェクトや舞台作品などの企画、プロデュースも行う人物。今回、その芸術祭ディレクターである遠山と、前回「新しい骨董」のメンバーの一人として『さいたまトリエンナーレ2016』に参加した編集者、影山裕樹との対談機会を得た。 映画や演劇、フェイクシンポジウム、街あるき小説など、「アート作品以外」の領域で地域発のアートプロジェクトを数多く実践し、時に協働もしてきた2人は、どのように街を変化させてきたのだろうか。

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  • リーガルリリーが語る、USライブで気づいた「邦楽ロック」の個性 | CINRA

    当時高校生だった「たかはしほのか」と「ゆきやま」を中心に2014年に結成されたリーガルリリー。これまでに『the Post』『the Radio』『the Telephone』のミニアルバム3部作を発表し、昨年7月に行われた『the Telephone』リリースツアーのファイナルでサポートだった海が正式加入、現在は3ピースとして活動している。グランジやポストロックからの影響を感じさせる攻撃的かつ繊細なバンドアンサンブルと、たかはしが無垢な感性で描く思春期性と質の入り混じった歌詞が独自の個性を作り上げる、未完の大器である。 彼女たちは3月にアメリカ・オースティンで行われた『SXSW』に参加。当初は日人アーティストをメインとした『SXSW JAPAN NITE』のみに出演する予定だったが、急遽現地のアーティストとともにライブをすることとなり、その経験が非常に大きかったという。現在行われてい

    リーガルリリーが語る、USライブで気づいた「邦楽ロック」の個性 | CINRA
  • tofubeatsが「他人任せ」から「自分でやる」に変わったこの3年 - インタビュー : CINRA.NET

    「ポストトゥルース」という、時代を象徴するテーマをもとに作り上げられた前作から約1年半。tofubeatsがリリースする4作目のフルアルバム『RUN』は、一聴すると、かなり不思議な聴き心地のするアルバムだ。ゴツゴツとした、どこか歪な手触りをもった作を聴いていると、もし、前作が「時代」というものを形作っていたとするなら、作はそんな時代の中で、小さく強く息を吐きながら生きるtofubeatsという「個人」を形作っているのではないか?――そんなことを考えさせられる。 これまで、森高千里や藤井隆など華々しい客演を招いて作品を作ってきたtofubeatsだが、今作では初めて演奏やボーカルに客演を招かず、マスタリング以外の全編をひとりで作り上げたという。なぜ、ここに来て彼は「ひとり」になったのだろうか? 「何事も時代のせいにしすぎていたんじゃないか?」――そう語る彼の眼差しは、過去でも未来でもなく

    tofubeatsが「他人任せ」から「自分でやる」に変わったこの3年 - インタビュー : CINRA.NET
  • 『そこのみにて光輝く』呉美保監督×田中拓人対談 | CINRA

    5度の『芥川賞』候補になりながらも生前ついに受賞することなく、1990年に41歳で自ら命を絶った不遇の小説家、佐藤泰志。死後20年を経て、2010年に熊切和嘉監督が手がけた『海炭市叙景』の映画化により再び脚光を浴び始め、満を持して今年映画化された唯一の長編小説『そこのみにて光輝く』は、間違いなく日映画の未来に新たな希望を抱かせる秀作となった。 この映画のメガホンを取ったのは、『酒井家のしあわせ』『オカンの嫁入り』で家族の絆を独特に描いてきた呉美保監督。それまで得意としてきたアットホームな作風から一転、互いを想い合うが故に、それが足枷となって逃れられない不幸の連鎖に陥ってしまった過酷な家族を、優しい光と淡い音楽による繊細で力強い映像で見事に表現している。これほどまでにタフな映画を作り上げた呉監督は作が監督第3作目。前作『オカンの嫁入り』で音楽を手がけ、作でも共演を果たした音楽家・田中拓

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  • 石田スイ×TK from 凛として時雨 みんな何かと戦い、傷ついている | CINRA

    2019.03.18 Mon Sponsored by 『東京喰種トーキョーグール AUTHENTIC SOUND CHRONICLE Compiled by Sui Ishida』 4クールに渡って放送され、昨年末に完結を迎えたアニメ『東京喰種』。その主題歌を集めたコンピレーションアルバム『東京喰種トーキョーグール AUTHENTIC SOUND CHRONICLE Compiled by Sui Ishida』は、よくあるアニメのサントラとは一線を画すものだ。「Compiled by Sui Ishida」と表記されているように、アニメに起用された楽曲は原作者の石田スイ自身がディレクションとキュレーションを担当。TK from 凛として時雨、People In The Box、österreich、amazarashi、Cö shu Nie、女王蜂という収録アーティストの並びからは、石

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  • ジャルジャル、会田誠、しりあがり寿が探るアートと笑いの境界線 | CINRA

    「アートと笑いに境界はあるのか、ないのか、いろんな方法で確かめたい」 2月2日、厳かな雰囲気の漂う横浜市開港記念会館の講堂で、ある一風変わったイベントが開催された。「ヨコハマアートラリー アートと笑いの境界線」。普段は結びつくことのないお笑いとアートの領域で活躍するプレイヤーが集い、そのあいだにあるかもしれない共通性や接点を、実演を交えて探ろうという趣旨だ。 主催は、3年に1度横浜で開催される現代アートの国際展『横浜トリエンナーレ』の組織委員会。アートファン以外にもアートを身近に感じてもらう機会を作りたいとの思いから、放送作家の倉美津留に声をかけ、倉が主宰として企画したイベントが実施された。 会場となった横浜市開港記念会館 『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)などを手がけてきた倉は、近年、ふと笑ってしまうアート作品を紹介する番組『アートはアーホ!』(フジテレビ系)や、『アー!!ット叫

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  • 最果タヒが語る、詩の力。SNS時代における言葉の暴力性に抗う | CINRA

    2月23日から3月24日まで、詩人の最果タヒが、横浜美術館で詩の展示を行っている。『現代詩手帖賞』(2006年)、『中原中也賞』(2008年)、『現代詩花椿賞』(2014年)を受賞し、詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2016年)が映画化されるなど、その作品が現代詩に馴染みのない層にもリーチしている。 今回の展示ではデザイナーの佐々木俊がデザインを担い、モビールで吊るされた詩で溢れる部屋を分け入っていくと、言葉を体感するインスタレーションが堪能できる。ジャンル横断的な活動をしてきた彼女ならではの多才ぶりを体現する展示であり、来場者の数だけ詩が生み出される仕組みになっているのも見逃せない。今回の展示について、また彼女の考える言葉の効用などについて話を訊いた。 何かを見つけたときに、たとえば美しいと思ったり、詩だと思ったりするのは、その人のなかにある美しさや詩がきらめくからこそだと思う。

    最果タヒが語る、詩の力。SNS時代における言葉の暴力性に抗う | CINRA
  • 柴田聡子を紐解く3つの「出会い」今、一番大切なのはおしゃべり | CINRA

    銀座の真ん中にある「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」。そこで毎週金曜夜のほか不定期に行われているのが、「音楽との偶発的な出会い」をコンセプトにした入場無料(ワンドリンクオーダーが必要)で楽しめるライブプログラム『Park Live』だ。気まぐれに足を運べば、そこで新しい音楽に出会える。そんななか、2月22日に登場したのはシンガーソングライターの柴田聡子。最近では、バンド、inFIREを従えたライブを行ってきたが、この日はギターの弾き語りで新作『がんばれ!メロディー』の曲を中心に披露。ギターと歌というシンプルな構成でメロディーのよさが引き立つなか、躍動感溢れる演奏で観客を惹きつけた彼女に、終演後に話を聞いた。 私にとっておしゃべりって大切なんです。しゃべると相手のことが好きになって、いろんなアイデアが出てくる。 —柴田さんのライブは、今日みたいな弾き語りもあれば、バンド編

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  • 君島大空が求める「ギリギリ、音楽」。繊細な芸術家の脳内を覗く | CINRA

    音楽家・君島大空が1st EP『午後の反射光』を3月13日にリリースする。これまで、「高井息吹と眠る星座」をはじめ、ギタリストとしての活動を行ってきた一方、自作曲をSoundCloudにアップ、弾き語りをメインとしたライブ活動も行ってきた君島。様々なアーティストへの楽曲提供も行ってきたほか、去年は崎山蒼志が「好きな音楽家」として様々なメディアでその名を挙げていたので、そこで存在を知った人も多いだろう。『午後の反射光』は、君島大空のソロ名義で世に放たれる、初にして待望の作品である。 作は、ゲストドラマーに石若駿を招きながら、作詞・作曲・編曲、そして録音、ミックスまでを君島自身が手がけたセルフプロデュース作品。この作品で君島が描いたのは、「光」である。しかし、この「光」は、人を前向きに突き動かすような光ではない。むしろここで描かれているのは、「悲しみ」の輪郭を照らし出すような光。誰しもがそれ

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  • 『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA

    デザイン誌『MdN』が、日3月6日発売の『月刊MdN2019年4月号』をもって休刊した。1989年創刊。約30年間におよぶ歴史に一区切りをつけた。 デザインの専門誌でありながら、攻めた特集企画で人気を集めていた『MdN』。サカナクションや乃木坂46、欅坂46といったアーティスト、『おそ松さん』『君の名は。』といった旬のアニメなど、エンターテイメントに「デザイン」の観点から切り込んでいく特集記事をはじめ、「神社のデザイン」や「大相撲の美」にフォーカスした特集(!)、付録としてフォント辞典がつく「絶対フォント感を身につける」シリーズ、176ページの漫画雑誌を一冊作って付録にするという企画「マンガ雑誌をMdNがつくってみた」などなど、あっと驚くような特集記事を世に送り出してきた。その内容はCINRA.NETでもたびたびニュースとして紹介した。 CINRA.NETでは『MdN』編集長の信光理氏

    『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA
  • GRAPEVINEが語る、ロックバンドがモダンであり続けるために | CINRA

    GRAPEVINEは、なぜ自らを刷新し続けることができるのか。 デビューから22年。流行やトレンドとは距離を保ち、わかりやすいコンセプトや大衆性には迎合せず、一筋縄ではいかないスタンスを保ち続けているGRAPEVINE。しかし、コンスタントに発表し続けてきた作品を紐解いて聴いていけば、ロックバンドとしてのフォーマットを守りつつ、その音楽性を少しずつ進化させてきたことが伝わるはずだ。ゴスペル調のアカペラから幕を開けるニューアルバム『ALL THE LIGHT』にも、新鮮な驚きがたくさん詰まっている。 世代問わず数々のミュージシャンから多くのリスペクトを集め、気鋭のシンガーソングライター・中村佳穂との対バンライブも話題を呼んでいる。その独特の音楽的感性を「リズム」と「他者性」というキーワードから探った。インタビューは「ロックバンドがモダンであり続けるためには」というテーマにおよび、非常に刺激的

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  • 『82年生まれ、キム・ジヨン』著者が来日。「社会の変化と共にある小説」 | CINRA

    韓国で100万部の『82年生まれ、キム・ジヨン』が日でもヒット 韓国で100万部を超えるベストセラーを記録した小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が邦訳され、12月に刊行された。完売店が続出し、発売から2か月で発行部数8万部を突破するなど、日でもアジア文学の翻訳作品としては異例とも言えるヒットを記録している。 作は1982年生まれの韓国の女性キム・ジヨンの半生を、彼女を診察する精神科医のカルテという形で回想する。誕生から学生時代、受験、就職、出産、育児といった彼女のライフイベントを淡々とドキュメンタリーのように綴る中で、女性が人生で当たり前に直面する様々な不平等や差別が浮かび上がる。(参考記事:韓国で社会現象『82年生まれ、キム・ジヨン』邦訳刊行。女性から絶大な共感) チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』表紙 また2月21日には、同書の著者チョ・ナムジュが表題作を執筆した、女性

    『82年生まれ、キム・ジヨン』著者が来日。「社会の変化と共にある小説」 | CINRA
  • 吉開菜央×ホナガヨウコ対談 ポップスをヒットさせるダンスの力 | CINRA

    2019.02.18 Mon Sponsored by ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 1「霞はじめてたなびく」 たとえば星野源“恋”や米津玄師“Lemon”、ゆず“恋、弾けました。”など、最近はヒット曲のミュージックビデオの中で、ダンサーをフィーチャーしたり、アーティスト人がダンスしたりするシーンを見かけることが多い。 もちろん、昭和のアイドル時代から「振付」は存在していたし、アクターズスクール出身のアーティストが次々と登場した1990年代以降は「ダンス」がより身近なものになったが、とりわけPerfume以降は楽曲と身体表現が密接に結びついた、さらに高度でアーティスティックな「コレオグラフィー」が増えている。 中学でダンスが必修になったり、SNSで「踊ってみた」動画を気軽にアップしたり、受け手側の「ダンス」に対する意識も変化してきているが、そ

    吉開菜央×ホナガヨウコ対談 ポップスをヒットさせるダンスの力 | CINRA
    akihiko810
    akihiko810 2019/02/24
    映像作家でダンサーの吉開菜央と、実験的でありながらもポップかつキャッチーな振付や、自由で荒々しいソロダンスに定評がある振付家でダンサーのホナガヨウコ