新宿駅から中央線で西へ10分。JR阿佐ヶ谷駅の周りにはいま、日本最大規模のネパール人コミュニティができつつある。駅の南北を通る商店街を少し歩けば、必ずネパール人とすれ違う。阿佐ヶ谷のコンビニでネパール人店員がいない店はないといっていい。この数年でカレー店が増え、いつの間にか複数のスパイスショップもできた。周辺のネパール人の数は、この3年間で2倍以上に増えている。2013年に阿佐ヶ谷駅前に開校した世界初のネパール人学校「エベレスト・インターナショナル・スクール」が、そのきっかけとなったのだ。 朝の校内には、子供たちによるネパール国歌が響きわたる。教室では、碧眼で白人のような子、褐色の肌をした子、日本人といわれてもわからない平坦な顔をした子どもたちが仲良く声を出している。阿佐ヶ谷と隣駅の荻窪にふたつの校舎を持つ同校には、保育園から小学6年生まで約160人の生徒が在籍する。在日ネパール人の子息の
なぜ川崎はここまで“エグい土地”になったのか? 貧困、差別、売春、殺人、ヤクザ、ドラッグ… BAD HOPら不良少年の証言を収集した『ルポ 川崎』著者インタビュー 音楽ライター・磯部涼が放つアウトサイダー感あふれる異色作『ルポ 川崎』(サイゾー)が12月15日に発売される。帯にある「ここは地獄か?」という文字通りに現代のディストピア・神奈川県川崎区を舞台にしたノンフィクションだ。 登場人物には、川崎生まれの若手ヒップホップグループであるBAD HOPのメンバー、ハスリングラップの嚆矢であるSCARSのA-THAG、ゴーゴーダンサー・君島かれん、叫ぶフォークシンガー・友川カズキなど、一癖も二癖もある人物たちが名を連ねる。彼らが川崎について時に熱く、また淡々と語り、それらが詩情に満ちた文章で綴られていく。今回は、著者自身が取材秘話を明かしてくれた。 ■社会問題、ヒップホップ、残虐な事件…… す
2017.10.20 Fri Sponsored by 『シブカル祭。2017~この胸騒ぎは渋谷のせいだ。~』 2011年の初開催から2016年まで毎年、『シブカル祭。』に参加してきた「女流美術家」愛☆まどんな。1980年代の漫画に登場するような美少女をモチーフにした作品の数々を発表している彼女は、渋谷PARCOの外壁をキャンバスに、巨大な壁画を描いたり、ペインターの「Ly」や現代美術家でアイドルの「マコ・プリンシパル」など、さまざまなクリエイターとのコラボレーションを行ったりと、『シブカル祭。』において中心的な活躍をしてきた。 残念ながら今年は不参加となってしまったものの、『シブカル祭。』の草創期から携わってきた彼女は、多数の女性クリエイターたちが集うこのイベントをどのような目で見てきたのだろうか? そして、『シブカル祭。』を通じて、どのようなアートの可能性が広がっていくと考えているのだ
2013年3月の東急東横線渋谷駅の地下化と、東京メトロ副都心線との相互直通運転以降、渋谷の凋落がささやかれるようになった。2013年には長年保っていたJRの乗降客数3位の座を東京、横浜に抜かれて5位に転落、さらに2016年には僅差ではあるものの、品川に抜かれ、6位に転落。憧れの地として人を集めてきた勢いを失い、単なる猥雑な繁華街として個性を失いつつある渋谷に未来はあるのだろうか。 渋谷凋落3つの要因 東急東横線渋谷駅の地下化を始点に渋谷の凋落を語る人は少なくないが、実際はもっと前から始まっていた。要因は3つある。ひとつはかつて渋谷を渋谷たらしめていた文化の消滅である。 渋谷が洗練されたおしゃれなまちと広く認識されるようになった契機は1973年の渋谷パルコの誕生である。駅から500mも離れた、坂の途中という立地、専門店共同ビルというそれまでにないスタイルに最初は「成功するワケがない」という冷
隔月刊行で発行部数は10万部、配布部数・エリアともに秋葉原No.1を誇っていたフリーマガジン「1UP(ワンナップ)」が、今年6月10日(土)発行の第17号をもって休刊した。 Web版のニュースサイト「1UP情報局」は継続するとのことだが、アキバのランドマーク的存在である「秋葉原ラジオ会館」の館内誌「ラジ館」を前身とし、おそらく知名度においてもNo.1だったであろう地域情報誌の休刊を惜しむ声は多い。 オタクの聖地と呼ばれ、日本有数の観光地ともなっている秋葉原の街ではここ数年、華やかなイメージとは裏腹に、かつて“電気街”を形成していた小売店を中心に閉店ラッシュが起こっている。その急流が、地元密着型のメディアもまた、例外とせずに飲み込んだということなのか。 筆者は休刊が発表された当月、6月中旬のとある昼下がりに、秋葉原にある喫茶店でインタビュー用の機材を手にしていた。対面には、創刊時から同誌「1
1977年、東京の大学で法律を勉強した後に日本で助監督をしていた葛井克亮は、ニューヨークで行われた映画『人間の証明』の撮影を通して、後のパートナー、フラン・ルーベルに出会った。アメリカではフランが監督し葛井が製作を行った映画『バッフィ/ザ・バンパイア・キラー』(1992年)と同名のテレビ番組でもよく知られている2人は、他にも1985年に設立した配給会社KUZUIエンタープライズ(現フォーマットメディア)を通して、今年の4月に亡くなったジョナサン・デミが監督したTalking Headsのコンサート映画『ストップ・メイキング・センス』(1985年)、ミニシアター系の名作として知られる映画『バグダッド・カフェ』(1987年)、過激なギャグでカルト的な人気を誇ったアニメ『サウスパーク』(1997年〜)の日本語字幕版などを配給してきた。 『ワイルド・スタイル HDニューマスター 30周年記念スペシ
今回は、社会学者の南後由和先生がゲストです。 渋谷を少し飛び出して、南後さんが研究室をお持ちの明治大学情報コミュニケーション学部にお邪魔してお届けします。 さてこれまで、渋谷に拠点を置き、実際に活動している方々にお話をお伺いしてきました。 今回は視線をもう一歩下げて、渋谷で今起きている現象を様々なベクトルで見つめてきた南後さんの視点から、「渋谷は渋谷であり続けられるのか?」というテーマを投げかけました。 「渋谷の寛容性とは?」「渋谷のハロウィンの現象から見える日本人の公共空間の使い方って?」や「渋谷を渋谷たらしめる要素って何なんだろう?」など、様々な角度から、今の渋谷を紐解いていきます。 今回は、お互い汗をかくくらい議論が白熱!30分ではとても話足りませんでした。 ということで、1時間のロングバージョンでお届けします。
2016年10月より東京テレビで放送を開始したドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか」。ついに12月23日(金)、最終回を迎えます。 「吉祥寺だけが住みたい街ですか」は、不動産を舞台にした引っ越しがテーマのドラマ。主人公は、住みたい街No.1として有名な吉祥寺で不動産仲介業を営む双子の都子と富子(社名は重田不動産)で、それぞれ森三中の大島美幸さんとメープル超合金の安藤なつさんが演じています。 ふたりは吉祥寺に憧れを抱いてやってくるお客さんにフレンドリー&パンクなトークで接客。単に吉祥寺を紹介するのではなく、お客さんのに合った本当に住みたい街を紹介していくストーリーです。 今回は、最終回目前特集ということで、今までの全話分の聖地巡礼記事を総まとめ!もちろん、全て現地に行って取材と撮影をしてきました! 【第1話】吉祥寺だけが住みたい街ですか? で紹介された街に行ってみた 〜雑司が谷編〜 第1話は
都市に住むことの本当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り 『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#都市間格差#東京どこに住む? 今、世界中で都市への人口一極集中が起きている。日本においても東京中心部の移動が活発化する中、政府は地方移住の促進など人口拡散を目指す政策を進めている。しかし、そもそも都市への人口集中は何が問題なのか。どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている現代において、都市に住むことの本当のメリットとは何なのか? その真相に迫った本『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書)の著者、速水健朗氏にお話を伺った。(聞き手・構成/大谷佳名) ――今日は『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』の著者である速水健朗さんにお話を伺います。この本のテーマについて教えてください。 いまの日本の人口政策は、東京への人口一極集中を食い止めて、
『egg』『smart girls』などの創刊に携わり、クリエイティブディレクターとして活躍する米原康正氏と、きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属するアソビシステム代表の中川悠介氏。原宿を中心に、東京のカルチャーを牽引してきた2人が対談を行いました。「インバウンド」という言葉がいたるところで使われるようになった今、世界から見た東京のカルチャーについて彼らはどう考えているのでしょうか。 『egg』から『smart girls』へ 中川悠介氏(以下、中川):今日は、yONEちゃん(米原康正氏)にメインでどんどんしゃべってもらえればなと思っております。 米原康正氏(以下、米原):了解です。 中川:まず第1歩目としては、yONEちゃんと原宿。 アソビシステムをつくった当時から、yONEちゃんと一緒にやらせてもらっているんですが、まずは原宿の今のカルチャーを一緒につくったといっても過言ではないyONEちゃ
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年10月時点の調査。
1956年東京生まれ。フリー編集者として『ポパイ』『ブルータス』誌(マガジンハウス)などで現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事をおもに担当。93年、東京の何でもない居住空間を集めた『TOKYO STYLE』(京都書院)を刊行、話題に。『RODESIDE JAPAN 珍日本紀行』(筑摩書房)で第23回木村伊兵衛賞受賞。他の著書に『賃貸宇宙』(筑摩書房)など。執筆、書籍編集のほか、インターネット空間にオープンした現代美術館「インターネット・ミュージアム・オブ・アート」(http://www.so-net.ne.jp/ima)の総合プロデュースを手がけている。 特別展「ソウルスタイル」を見て感じたのは、「なんだ、結構同じような暮らしをしているじゃないか」 ということでした。 僕はさまざまな国で取材をするけれども、「違うもの」や「見たことのないもの」を見つけることが取材や旅だとは限らないん
東京23区に700以上存在する「名前の付いた坂道」を実際に歩いて集めたサイトです。最終更新日時点までに訪問した740の坂道のすべてを、写真とともに掲載しています。東京23区の坂道ブログもあります。こちらも覗いてください。 2011年04月29日 文京区春日方面金剛寺坂のページを作成。 2010年12月18日 新宿区四谷・信濃町方面闇坂のページ、出羽坂のページを作成。 2010年12月11日 板橋区上板橋・常盤台方面海老山坂のページを作成。港区赤坂方面/新宿区四谷・信濃町方面鮫河橋坂のページ、安鎮坂のページを作成。 2010年12月04日 台東区上野方面忍坂のページ、新宿区四谷・信濃町方面円通寺坂のページ、東福院坂[天王坂]のページ、観音坂のページ、港区麻布台方面落合坂のページ、潮見坂のページを作成。 2010年11月28日 板橋区西台・中台方面弥陀堂の坂のページを作成。 2010年11月
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