これまでのシリーズで Electron の開発環境が固まってきので実際にアプリを作成してみたい。サンプルとしてある程度の複雑さがほしいから以前に nw.js を使ってみる 5 - 簡易音楽プレーヤーで実装したものを移植することにした。 設計方針 移植にあたり単純に動かすだけなら NW.js 版の実装を Renderer プロセス部分へまるごとコピーするだけでよい。 しかし今回は Electron らしく Main/Rendrer を分割、ダイアログ表示や音楽ファイルのメタデータ読み込みは Main プロセスで実行させて Main/Rendrer 間の連携は IPC に限定する。 remote を利用すれば Main プロセス部分の機能を Renderer プロセスから簡単に呼び出せるけれど却下。便利な反面 Main/Renderer が密結合になりやすい。特に双方の Object を参照し