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ブックマーク / chikawatanabe.com (7)

  • ブルーオーシャン症候群

    「ブルーオーシャン症候群」とは、密かに日企業に蔓延する病である。その症状には以下のようなものがある。 自社事業とは遠いところに、競争が少なくて儲かる事業領域があると信じている そしてその事業領域は楽勝で参入できると思っている よって、少人数、少額、短期間で新規事業が創出できるべきだと思っている 結果として(実は当たり前に大変な)新規事業創出に腰が入らない そもそもブルーオーシャンとは 「ブルーオーシャン」は、長きにわたって日のビジネスマンが好きな言葉だ。(ちなみにアメリカではとんと聞くことがない)。 ちょっと前に、元マッキンゼーコンサルタントの日人3人で「ブルーオーシャン」の話になった。大体こんな感じの会話だったはず。 「なんか、『楽勝で参入できる競争が少なくて儲かる事業領域』みたいな意味で、『ブルーオーシャン』って使うよね?」 「そうそう。そんなのあるわけないのに」 「だよねー。

    ブルーオーシャン症候群
  • Foodspottingに見る起業アイデアの固め方

    先週東京は白金(プラチナ?)で行ったエンジニアのための起業セミナー、Tech Founders Japan。倍率5倍をくぐり抜けてご参加いただいた皆様ありがとうございました。 今日のブログでは、当日の最初のプログラムであった、サンフランシスコのベンチャーFoodspotting(日語版iPhoneアプリもあり)のファウンダー、Alexaによるスピーチの全原稿と、その和訳を掲載します。 起業のアイデアがあるときに、それをどうやってブラッシュアップしていくか、エンジニアでない人がエンジニアのパートナーを探すためにどうするか、といったことを、ユーザエクスペリエンスの専門家であるところのAlexaが雄弁に語ります。 Foodspottingは、キュートなiPhoneアプリ。「べたものの写真をアップする」という機能にフォーカスしたシンプルなものなのですが、そのシンプルさの裏にはこんな努力があるん

    Foodspottingに見る起業アイデアの固め方
  • シリコンバレー採用難ヒートアップ中

    やっぱりね、という感じなのだが、やっと雇用がヒートアップしているのが数値になって出てきた模様。Wall Street JournalのTech Sector in Hiring Drive。いわく Googleが今年1−3月で新たに雇った人数:786人 Intelの今年1年間の雇用予定人数:1000-2000人 Ciscoの今年1年の雇用予定人数;2000−3000人 こういった会社では、「雇用人数」はグローバルの採用人数を言っているのだが、シリコンバレーにしかオフィスがないベンチャーも怒涛の雇用攻勢中。LinkedInは今年だけで154人採用。Facebookとか、FacebookゲームのZyngaなんかは、もっと雇ってるんじゃないでしょうか。 ちなみに、スケール感をご説明すると、シリコンバレー圏の就業人口は130万人。名古屋市の就業人口が100万人弱とのことなので、まぁ、名古屋市に毛が

    シリコンバレー採用難ヒートアップ中
  • On Off and Beyond: アメリカで優秀なexecutiveを雇うためのゴール設定・報酬体系のありかた

    さて、前回の「日企業のアメリカ進出:組織づくりはトップから雇用する」の続きで、では、優秀なトップ(およびその下の数名)を雇用する枠組みについて。 前エントリーで書いた通り、「アメリカで売るものが決まっている」、そしてそのための手段として「ゼロから組織を立ち上げる」こともすでに決定済み、という前提です。 さて、まず第一に考えなければならないのが「報酬」。というわけで、「起業時の主要メンバーはトップのコネで連れてくる」でも触れた2008年のITベンチャーのマネジメントのアンケートを元に「相場観」をば。 左の数字がベースサラリー、右の数字がボーナスのターゲット。kは1000ドル。$1=100円と大雑把に換算すると、100k=1千万円なり。 CEO: 236k, 102k President/COO: 183k, 58k CFO: 168k, 49k Head of Technology/CTO

    On Off and Beyond: アメリカで優秀なexecutiveを雇うためのゴール設定・報酬体系のありかた
  • キャリアチェンジできる人・できない人(またはする人・しない人)

    人里はなれた隠遁生活(笑)をしているのであるが、それでもいろいろな人からキャリア相談を受ける。周りにも、同じく相談される、という人がちらほらいて、タイトルのような話になったことがあった。(多分、我々が、人と違うキャリアの選び方をしているので、「どうやったら私も違うことができるだろうか」と聞かれるのだと思う。) 結論から言うと、当にキャリアチェンジできるのは、具体策がある人。結論が先にあって、そこから逆算して何をすべきかがある人。 (「がんばっていればいつかは道が開ける」というフェーズも人間にはもちろんあるのだが、「もはや、今の仕事をどれだけがんばっても何も起こりそうにもない」というところに来た人を想定しています。) というわけで、以下、キャリアチェンジを望むのであればしてはいけない二つと、すべきことひとつ。 してはいけないこと 1)ゴールなき努力を始める たとえば、留学して心機一転新たな

    キャリアチェンジできる人・できない人(またはする人・しない人)
  • 海外で勉強して働こう

    これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。 1)日はもう立ち直れないと思う。 だから、 2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。 これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「海外で働く」の中でも、私が知っている「シリコンバレーで働く」ことの楽しさ、働くための方法をなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。年を取ったら駄目、というわけではないが、扶養家族が増えて、引退までの年数の方が働いてきた年数より短くなってきたりすると、みるみると進路変更は大変になる。ところが、多くの人が「もはや国内に機会はない」と気づく頃には、そういう「進路変更大変状態」になってしまっていることが多い訳です。 というわけで、明言することにした次第。 (後日

    海外で勉強して働こう
  • 最近LinkedInがまた熱くなってきた

    仕事SNSのLinkedIn。昔からありますが、数年間あまり噂を聞かなかったのが、ここ半年くらいまた盛り上がってきてる感じ。昨年末に$250Mのpost valuation(増資後企業価値)でUS$13M弱増資、それ以降あれこれ新サービスを導入しているせいかも。 今年の5月時点で1100万人が登録してるそうですが、これ、中身がビジネス向けなので、MixiとかGree、MySpaceなんかとは全く違う意味での濃さがあります。特徴は 実名 履歴書付き 仕事に使うネットワークサイトなので仮名では意味がないので。 私も2003年に遊びで登録したんですが、何人かとリンクしたっきり飽きて放置してあったのでした。が、最近やたらと「リンクしませんか」という招待が来るので、重い腰を上げてログインしたところ、わわわ、と驚くことが。それは、 「この人知ってませんか」(You may know these pe

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