スウェーデン・ストックホルム近郊のウプサラ地方裁判所で、6月30日、ある翻訳家に罰金刑が言い渡された。翻訳家は、インターネットから日本の漫画の画像を15枚ダウンロードして所持していた。彼の言い分によれば、「日本の漫画の最新の動向に遅れをとらないこと」が画像所持の目的だった。 スウェーデンでは、この一件が大きく報じられ、国内の意見が2つに分かれて議論が白熱している。児童保護を最優先すべきか、表現の自由を尊重すべきか・・・・。 ソースには明記されていないが、おそらく彼は日本語とスウェーデン語の翻訳を専門としているはずで、分野は漫画の翻訳なのだろうと思われる。彼が日本の漫画をスウェーデン語で伝える役割を担っていたとすれば、そのための準備として所持していた画像が問題視されて罰金刑に処せられたことは表現の自由を脅かしかねないと見る向きもあるだろう。 罰金刑を言い渡した裁判官も地元紙Upsala Ny