GoogleやMicrosoftといったビッグテックにOpen Source Program Office (OSPOという略で界隈では通じる)という部署が存在することは日本でも知られているが、現在では多くのグローバルIT企業にも同名の部署が存在する。近年では中国系の企業での設置が目立つが、日本でもサイボウズ、メルカリといった企業には存在するようだ。 名前で勘違いする方もいるかと思うが、このOSPOという部署はオープンソース開発を行っている部署のことではない。一言で言えば、オープンソースの世界と企業の内部との全ての接点に関与し、それを支援することで円滑にオープンソースの価値を享受するための部署である。時には法務やコンプライアンスの部署に見えるし、マーケティングや広報のようにも見える。また、社内の情報システム部門の一部のように見えることもある。もう少し詳細にOSPOの役割を列挙すると以下のよ
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