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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (27)

  • シンプルな仮説と複雑な説明について: 極東ブログ

    私は物事をできるだけシンプルに考えようとしている。オッカムの剃刀である。 Pluralitas non est ponenda sine neccesitate. Frustra fit per plura quod potest fieri per pauciora. (必要でないなら複数を想定すべきではない。より少なくて済むことを複数にするのは無駄である。) 一般的には、「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」ということで、事象を説明するのに、1つの仮説で済むなら、2つ以上の仮説を使うことは劣る、ということ。科学的説明の基ともされる。 が、そこで前提とされるのは、オッカムの剃刀は、仮説の是非を問うものではないということだ。仮説の正しさを保証しない。突き詰めれば、趣味と言っていいかもしれない。 常識的に考えても、自然界や社会の事象は複雑で、単純な仮説で説明でき

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    allezvous 2020/06/15
    「その差分」の「その」が何を指しているのか分からなくて結論が理解できなかった
  • もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか? (追記あり): 極東ブログ

    もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか? 最初に明確なことがある。私にはわからないし、私には強い主張はないということだ。しかし、ある程度確かな典拠から推測できることはあるので、ブログにいち市民の歴史証言として記しておきたい。 その「ある程度確かな典拠」となるのは、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が 5月14日に発表した「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(参照PDF)での以下のグラフ「全国の実効再生産数 P4 発症日データを用いた推定、P5 発症日を特定できない感染者も含めた推定」である。 グラフで示されていることは次のとおり。「黄色の棒が感染時刻(日)別の推定感染者数であり、青の実線が推定された実効再生産数であり青の影が 95%信用区間を示す。感染から報告までの遅れの 80 パーセンタイルを考慮して全国では4月29 日以降、各地域では4月 30 日以降の推

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    allezvous 2020/05/21
    「むしろ、4月7日の緊急事態宣言はそうした世間の自粛空気を是認するような意味合いも、今となっては考えられるのではないか」むしろ当時から政府の風見鶏っぷりは明白だった
  • 「# 検察庁法改正案に抗議します」が理解できなかった: 極東ブログ

    私のようなのんきなブロガーでも、昨日の朝、降って湧いたようにTwitterで、「#検察庁法改正案に抗議します」というタグが広がっているのを知った。印象としては、自然な市民の声というより、9日の夜に事実上組織的な仕込みがあったんじゃないかという不審な感じがした。しかし、それはそれとして、何の騒ぎなのか当の問題点を理解しようとしたのだが、よくわからなかった。合わせて、政府が示した三権分立の図は間違っている、といった話題が付随していた。が、こちらのような概ねくだらない騒ぎと見てよいようだった。 重要なことは、検察庁法改正案の問題点を理解することだが、自分なりに一次情報(閣第五二号 国家公務員法等の一部を改正する法律案)に当たってみたのだが、皆目わからない。率直なところ、私のような凡庸な市民にはわからない性質かなと思った。その後、この運動の盛り上がりに付随する説明などを読みながら、もにょった。 ま

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    allezvous 2020/05/11
    「元首の不逮捕特権」は日本国憲法に規定がないんだけど何なんだろうか。国務大臣の訴追免除の免責特権(75条)と混同してるのだろうか/観測範囲が偏ってるので理解できないのだろう
  • ドレフュス事件すごろく: 極東ブログ

    ドレフュス事件(L'affaire Dreyfus)は、高校で世界史を勉強する人なら必須項目ではあるし、現代的な意味も大きい。自由を標榜する社会での民族差別による陰謀といったあたりの話題にも関係する。印象に過ぎないが、この事件についてなんらか語ることができるかというあたりが、教養人・知識人というものの境界を作っているようにも感じられる。 同時代的に当然といえば当然だが、この事件の社会的な影響を含むプルースト『失われた時を求めて』を読むと、そうした世界史的、あるいは社会的な意味合いに加え、社交界的な、大衆社会的な意味合いに独自の感触があることに気がつく。そうしたなかで、私はドレフュス事件すごろく(Jeu de l'oie de l'affaire Dreyfus)を知った。Wikipediaにも掲載されているので私が無知であった。とはいえ、あらためてこれはいったい何なのだろうかと考えさせられ

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    allezvous 2019/11/11
    ヨーロッパの国なき民族といえばユダヤとロマなわけだが、ロマと違って後にユダヤが国を持てた原因がドレフュスと言えば、彼の屈辱も少しは晴らされるだろうか。まあその分パレスティナ人が割を食ってるわけだが…
  • 日韓の軋轢で、韓国はどうすればよいのか?: 極東ブログ

    日韓の軋轢で、韓国はどうすればよいのか? 残念ながら、私には、なんのアイデアもない。 理由は簡単で、日リベラルな知的空気では、日韓の軋轢については、過去の経緯を見てもそうだが、日が無限に譲歩すべきであって、韓国側がどうすべきかということは問えない、と感じているからだ。 そして、私はその知的空気に抗う意見があるわけでもない。メリットも気力もない。しかたないなあと思うくらいだが、さて、この問題を国際的な視点から見ると、どうなるのだろうか。そんな関心で、つらつら、英米圏のメディアを見ていて、ふと、こういう考えは、日の知的空気のなかでは、なかなか出せないかなと思う意見があった。Diplomat誌に掲載された”What's Driving Japan's Trade Restrictions on South Korea?”というコラムである。執筆者は、MIT政治学でPh.D課程にあるMi

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    allezvous 2019/08/02
    韓国からすると、被害者の我々が、なんで加害者の言うなりになって決められた不正な手順を守らねばならんのだ、それでは正義は踏みにじられるという思いなので、まあ手続なんか守らんよね
  • [書評] イタリア語の起源 歴史文法入門: 極東ブログ

    たぶん、イタリア語の起源に関心を持つ人はそれほど多くはないだろうし、まして、このブログを覗く人にそういう人がいるか、おぼつかないが、おそらく、ある程度まで英語に関心ある人なら、『イタリア語の起源 歴史文法入門』を読んでおいてもいいのではないだろうか。 そう思えるのは、語彙の変化もだが、ラテン語から俗ラテン語、そして、イタリア語へと変化していく母音のありかたが、大母音推移に似ているように見えたことだ。歴史的な関係はないのだが、大母音推移のような現象は英語でのみ起きた特殊な現象ではないのではないかと思えた。補足するなら、古英語にも母音には短母音と長母音があり、これらはラテン語の母音と似ている。 もっとも、大母音推移がまさに大母音推移であるような、調音までの遷移はイタリア語ですら発生していない。むしろ、そのことがなぜかという問いにもなるだろう。 他方、俗ラテン語の影響を受けたはずのフランス語には

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    allezvous 2019/05/23
    フランス語が違うと感じるのは訛りがきつくて発音が独特だからと思う。語彙は言うほど離れてないらしい http://developer.cybozu.co.jp/akky/2014/01/european-languages-lexical-distance-chart/
  • イタリア語を学び始める: 極東ブログ

    特に理由もないのだが、先月から、イタリア語の勉強を始めた。以前、少しこの言語をかじったとき、あまりにフランス語に似ていて、混乱しそうになってやめたことがある。 とはいえ、そのおり、なんとなく、ピンズラーの教材とポール・ノーブルの教材を買っておいた。思い出したように引っ張り出した。ピンズラーのほうは最初の30日レッスンは終えた。ポール・ノーブルのほうも、ネクスト・ステップも終えた。これだけで25時間くらいはあるのだろうが、CEFRのA1にも満たないだろう。語学というのは難しいものだと思う。が、反面、なかなか楽しく学べる面もあった。 実は、今回のイタリア語学習は、そうした自習教材は後追いで、最初からイタリア人のネイティブに習うことにした。外国語というのを、またゼロから学ぶというのはどういうものだろうかという関心もあった。 そんなふうに、もうしばらくは、イタリア語を学んでみようかと思う。いろいろ

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    allezvous 2019/05/15
    スペイン語はアラビア語とバスク語が混じってフランス語より遠くなってる
  • 「バレエ(ballet)」という言葉について: 極東ブログ

    知識にはどこかしら盲点のようなものがつきまとうものだろうと、諦めている。知っているつもりでも、奇妙な抜けがあるのだ。で、「バレエ(ballet)」という言葉について、あれ?と思う抜けがあった。 日語では、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』の、あの「バレエ」を、「バレエ」と表記する。発音としては、「ばれー」のような語尾が音引きになるか、「ば・れ・え」のように分かれるか。日常会話では判然としない。 似た言葉の「バレーボール」は、「ばれー」と音引きになる。こちらは、英語では、”volleyball”。発音的には、「ゔぁりぼー」のようになる。volleyはテニスの「ボレー」と同じなので、そう考えると、「ボレーボール」としたほうが日語らしいかもしれない。 英語の"ballet"の発音は最後の"t"の音を発音しない。そのため語末は、"café”のようになるが、英米人は、日語の「え」やフランス語の[

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    allezvous 2019/05/09
    バレエ史においては傍流だが、ベートーヴェン御大が「ラ・シルフィード」より30年も前の1801年に「プロメテウスの創造物」を書いており、改めてこいつやべえわ…という気持ちになる。ついでに御大はワルツも書いてお(ry
  • [アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ: 極東ブログ

    『魔法少女まどか☆マギカ』をたらたらと見た。見ろと勧められたというほどでもないが、それに近いようなことがあって、なんとなく見始めて見終えた(映画は見ていない)。この手のアニメのキャラクター・デザインは私は苦手なのと、オタクっぽさを感じさせるアニメはそもそも苦手なんで、こんなの俺が見るかなあ、と思っていたが、たらたらと見ることの利点もあるもので、しだいに面白くなった。というか、これはなるほど重たいテーマなのだなと理解した。 以下、ネタバレを含む。それと、この記事は批評的なものではない。感想というか連想というか、そういうものだ。まあ、どうでもいいという類でもある。 この作品で魅力的なキャラクターは、何と言っても、と言っていいのではないか、キュゥべえだろう。古典的な文学作品の文脈で言えば、悪魔の類型になるのだろうが、悪魔が通常、悪なるものを定義する形で表現されるのに対して、キュゥべえは、悪を止揚

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    allezvous 2018/03/22
    まどか菩薩説は本放送終了直後からわりと見たが、まどかツァラ説は初めて見た。ただ視聴者のカタルシスが一番大きかったのって10話の意外性だったと思うから、永劫回帰が共感を産み出すと言われるとちょっと
  • 自民党・丸山和也参議院議員の「失言」は英語でどう報道されたか?: 極東ブログ

    自民党・丸山和也参議院議員の「失言」が話題になっている。この件についてはあまり関心を持っていなかったが、いろいろと話題になっているふうでもあるので、少しあとから追ってみた。まず、なにが「失言」で、なにが問題なのか。 対比用に国内報道としての朝日新聞報道の確認 問題として「角度を付けて」報道した朝日新聞「自民、止まらぬ失言・不祥事 谷垣氏「すぐペケが付く」(参照)を見てみよう。 安倍内閣の閣僚や自民党議員の不祥事や失言が止まらない。丸山和也参院議員が参院憲法審査会で「米大統領は黒人。奴隷ですよ」などと発言。野党3党は18日、丸山氏の議員辞職勧告決議案を参院に提出した。甘利明前経済再生相の辞任や宮崎謙介前衆院議員の辞職ショックが冷めやらぬ中、政権は火消しに追われている。 「いかようにも抗弁できない。外交関係にも影響しかねない」。18日の衆院予算委員会で、民主党の神山洋介氏は丸山氏の発言を厳しく

    自民党・丸山和也参議院議員の「失言」は英語でどう報道されたか?: 極東ブログ
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    allezvous 2016/02/20
    日本語ですら解釈が分かれるような発言を英語報道の翻訳精度のメルクマールにしていいのかw
  • ポーランドの現状の、「立法」と「法の支配」について: 極東ブログ

    で報道がないわけではないが、あまり話題になっていない印象があるのが、ポーランドの現状である。私のごく主観に過ぎないかもしれないが、逆に私が気になっている部分をブログで書いておきたい。 ポーランドでは去年11月、右派政党である「法と正義」党による政権が発足し、国家の進行方向に変化を見せ始めている。先月には、憲法裁判所決定に必要な判事同意を従来の過半数から3分の2に引き上げた。これによって立法の違憲判断する条件が厳しくなる。つまり、違憲の疑念の強い立法が可能になる。 そして現在ポーランドでは、公共放送局を統制する法案の成立を進めている。公共放送による批判を抑えこむためである。簡単に言えば、報道の規制である。「法と正義」党は、前与党「市民プラットフォーム」党が任命した幹部が公共放送を支配していると見ている。 こうしたことに世界のリベラル派は懸念の声を大きく上げている。EUも批判の声を上げた。

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    allezvous 2016/01/18
    EUと言えど条約だから、憲法と条約の優劣の話にしかならないのでは。
  • かくしてギリシア語の勉強を始めたのだが: 極東ブログ

    かくしてギリシア語の勉強を始める。といっても、ピンズラー方式でごりごりと機械的な暗記をしてツーリスティックなレベルを脳みそに押し込むのではなく、ミシェル・トーマス方式にした。これでロシア語を学んで文法がよくわかったからである。 というところでいきなり余談だが、ミシェル・トーマス方式の教材見たら韓国語のシリーズが近日発売とのことだった。ごく入門段階しかないが、今後充実するのだろうか。ミシェル・トーマス方式だと韓国語をどう教えるのかはちょっと気になる。 ミシェル・トーマス方式の現代ギリシア語だが、教えているのはミシェル・トーマス人ではない。たぶん、彼はしゃべれただろうと思うが、その記録はない。教材の講師は声からさっするにおばさん風である。Hara Garoufalia-Middleさん(参照)。れいによってインストラクションに使う英語は英国英語ロシア語のナターシャ先生もそうだったので、だい

    かくしてギリシア語の勉強を始めたのだが: 極東ブログ
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    allezvous 2015/06/04
    さすがにギリシャ語はやる気が出ないなあ。使う可能性に比べて難易度が高すぎる。すごいわ。
  • 韓国語から日本語をどのように読み出すか?: 極東ブログ

    韓国語の数字を学んでいて思った。韓国語から日語をどのように読み出すか? 話はそういう次第なのでまず数詞から。 韓国語も日語と同様、数を数えるときに、母語の数詞と漢字に由来する数詞の二系がある。ここでは漢数字に注目。日語で言えば、イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、ク、ジュウがあたる。韓国語の場合は、일(イル)、이(イ)、삼(サム)、사(サ)、오(オ)、육(ユク)、칠(チル)、팔(パル)、구(ク)、십(シプ)となる。 起源は漢字の数字なので、その意味では同語源になるはずだが、日と朝鮮がどの時代のどの地域の漢数字を取り入れて、どのように音変化したか、については、私は調べていない。基は同じだろうというくらいしか関心がなかった。 それでも中国語の基も学んでいるので、自然に現代中国語との比較が頭に浮かぶ。1(yī)、2('èr)、3(sān)、4(sì)、5(wǔ)、6(liù)、

    韓国語から日本語をどのように読み出すか?: 極東ブログ
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    allezvous 2015/05/24
    関係ないんだけど、韓国語でゼロは空由来のkongというんだね。さっき知った。
  • 大阪都構想住民投票否決について: 極東ブログ

    大阪都構想については、ブログで語ってこなかった。ツイッターでもほとんど語らなかった。理由は三つある。一つは、基的にこれは大阪という地域住民の問題で、その視点からの問題意識が自分には持てないことだ。別の言い方をすれば、では日国民として東京都民としてどう考えればいいかという課題には変奏できる。それはあとで触れる。 二つ目は、橋下徹氏にまつわる議論に関わりたくないからであった。彼の公開された考え方については、それが話題になるごとに、共感する点もあり反対する点もある。今回の大阪都構想自体について言えば、方向性は正しいと思う。だが端的に言ってネットではアンチ橋下徹が多すぎて、そうした是々非々の議論をしても是の部分だけで橋下シンパ認定を受けて嫌がらせをいっぱい受ける。それははっきり言ってうざったい。ブログについて批判は受け止めるのだが、毎度毎度強迫めいたコメントを読まされるのは、もううんざりしてい

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    allezvous 2015/05/18
    だから大阪市の投票結果で大阪府全体の世論動向を分析しないでってば。
  • [書評]反音楽史(石井宏): 極東ブログ

    言語を勉強すると微妙に感覚や感性が変わってきて面白いのだけど、ドイツ語を勉強し始めて、自然にドイツ的なものに関心が向くのか、あるいは無意識がそういうふうにドイツ語的な感覚で配列されるのかよくわからないのだけど、何か微妙に変わってきて、自分でも不思議だったのだが、ブラームスとか聴くようになった。以前は好んでいなかったのに。 聴くというより、わかるという感じだろうか。その他、モーツアルトやベートーヴェンやバッハもそうなのだが、ドイツ音楽がなんか、以前よりくっきりわかる。どうやらワーグナーにも感覚が届いてきた。(副作用で小林秀雄が以前よりわかるようになった。) これはいったいどういうことなんだろうか? というのとたまたまマイブームの『のだめカンタービレ』がシンクロしてしまって、どうにも奇妙なことになった。 さらに言うと、そろそろ書こうかと思うだのけど、もう一台ブルートゥース・スピーカーを買った

    [書評]反音楽史(石井宏): 極東ブログ
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    allezvous 2015/01/27
    ドイツ音楽は、バロックまではオペラと教会音楽とそれ以外だったのが、古典派が純器楽音楽を発展させ、ロマン派がサロン用室内楽を発展させ、さらに民族音楽を吸収したと整理している。イタリアは全部あった。
  • [書評] ベートーヴェンとベートホーフェン―神話の終り(石井宏): 極東ブログ

    先日、同著者の『反音楽史―さらば、ベートーヴェン』(参照)を読んで面白かったのと、最近ベートーヴェンに関心を持っていたので『ベートーヴェンとベートホーフェン―神話の終り』(参照)も読んでみた。これも面白かった。基的に前著のトーンでベートーヴェンの評伝をまとめてみたという感じのである。 表題のベートーヴェンとベートホーフェンだが、日ではベートーヴェンと呼ばれているが、当時はどちかというとベートホーフェンではないか含みがある。そして二枚の想像画を組み合わせた表紙の絵が、その二つを暗示している。簡単に言えば、楽聖と言われるベートーヴェンと、なにかと人生に苦労したコンプレックス多きベートホーフェンである。余談だが、先日、ドイツ人の演奏家の話を聞いていたら、発音はベートーヴェンに聞こえた。現代では「ベートーヴェン」という表記でもいいんじゃないかと思えた。 ベートーヴェンの実像はこういうもんだっ

    [書評] ベートーヴェンとベートホーフェン―神話の終り(石井宏): 極東ブログ
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    allezvous 2015/01/27
    ベートーヴェンの変人っぷりは界隈では常識/ベートーヴェン御大、実は耳がちょっと聞こえてたんじゃないか説が去年の一時期盛り上がった。
  • ドイツ語学習(ピンズラー)、90日を終えた。もうほとんどヤケクソ、そして「ベルリンの壁崩壊」とか: 極東ブログ

    ドイツ語の学習はそれほど意気込まず、楽しくやろうと思っていたが、無理、無理ぃという感じ。こうなったら、ただただしゃにむに突き進むしかないなあと諦めて、とっちらかっていた語学学習を、Duolingo(デュオリンゴ)のフランス語とドイツ語だけは残して、ピンズラー教材に専念することにした。 これまではわからない部分があるとなんども戻ってやり直してというふうにやってきたり、たまには書き出したりしていた。それもやめた。もう多少わかんなくてもとにかく前に進むことにした。 そうしてみると、不思議と前に進む。ピンズラーは心理学者でもあったので、人間の忘却曲線を考慮して(ピンズラー死後はそのメソッドで)教材を作っているので、むしろ毎日毎日、突き進んだほうがよいみたいだ。かくしてなんとか90日を終えた。フェーズ3がなんとか終わった。ピンズラー方式では、フェーズ3が終わるといちおうその言語の基は学んだことにな

    ドイツ語学習(ピンズラー)、90日を終えた。もうほとんどヤケクソ、そして「ベルリンの壁崩壊」とか: 極東ブログ
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    allezvous 2014/12/05
    「あなたは列に並んでいますか?」何かフランス人や中国人が並び列を形成しないかのような指摘w
  • 御嶽山の噴火のニュースで困惑したこと: 極東ブログ

    御嶽山の噴火のニュースを聞いたとき、噴火というだけで驚いたが、その後しばらくよくわからない状態でいた。変な言い方だが、何がわからないのかわからないという感じだった。 御嶽山は以前にも噴火した。1979年(昭和54年)に水蒸気爆発したときは前橋にも灰が降った。休火山と見られていた御嶽山が噴火したということも合わせて大きなニュースだったが、人的な被害が出たという記憶はない。だが、今回は被害が出たらしい。(追記:記憶違いで当時は「死火山」と見られ、これを機会に「死火山」「休火山」がなくなった。) 当初けが人は少なくとも8人、4人が灰に埋まっているといった報道(参照PDF)だったので、それほど人的な被害はないだろうとも思っていた。ただ、山頂に150人以上取り残されているとの報道(参照)もあり、被害者は膨らむ可能性はあるなと思った。いずれ、水蒸気爆発の影響で溶岩流ということではないさそうだ。 被害者

    御嶽山の噴火のニュースで困惑したこと: 極東ブログ
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    allezvous 2014/09/29
    有珠山は例外的にわかりやすい前兆がある山なので、あの水準をほかの山に求めるのは厳しい。
  • 韓国は侵略戦争の被害者ではなく共犯者だったと言っても韓国政府に通じない理由: 極東ブログ

    この手の議論には参戦したくはないし、する気もないが(原理的に不毛だからということをこれから説明する)、このところなんどかツイッターとかで見かけたブログの話題に、韓国は侵略戦争の被害者ではなく共犯者だった、というのがあった。 そういうネタを書く人々のことがまったく理解できないわけでもないし、いやそれは違うと反論したいわけでもない。だがそれ以前に、そのネタ話は、原理的に韓国政府に通じない理由は、はっきりさせておいたほうがいいんじゃないかとは思った。ネタを真面目に受け止めている人が多そうなである。 ところが、ネタを正す話になるとあまり見かけないように思う。ネットだとどうしても反韓か反日みたいな紅白歌合戦風になってしまうので、しかたがないのかもしれない。簡単に概要だけはメモしておきたい。 このネタ話だが、前提を簡単にまとめておく必要があるだろう。曰く……戦前の朝鮮半島は日の領土であり、その地の市

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    allezvous 2014/09/25
    政体の成り立ちと国民の意識をごっちゃにしてるブコメが多すぎる。翁も問題意識の把握において韓国と韓国人を混同気味。
  • 悩んだけど、もう少し書いておこう。たぶん、私の発言はそれほど届かないだろうと思うし: 極東ブログ

    悩んだけど、もう少し書いておこう。たぶん、私の発言はそれほど届かないだろうと思うし、だったら、その程度にまで声を上げておいてもよいんじゃないかと、思ったからだ。話は、一昨日、昨日と関連する消費税増税とマスメディアと権力の構造についてだ。 昨日のエントリーで、予想はされていたけど、9月12日の、読売新聞による「消費税増税に首相が意向を固めた」とする「飛ばし記事」について、「あれは飛ばし記事じゃない。なぜなら実際に消費税があったからではないか」という根拠から、あれを飛ばし記事とする私の発言について、「負け惜しみ感が半端ない」「強弁」「ファイナルベントはどうしちゃったんだ」というようなコメントがあった。批判と受け止めたい。 ツイッターなりのコメントなら対話もできる。だが、そうした批判は対話できない場所からのものがどちらかというと多い。コメント者の意図としてはそのまま捨て置かれることが前提なのだろ

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    allezvous 2013/10/06
    爺さん必死だなw/まあ実際安倍ちゃんがそんな選択するわけないとかいう非難は無理だろとは思う。一回決定を留保したんだから。