米航空宇宙局(NASA)は米国時間11月14日の夜に、スペースシャトル「Endeavour」を打ち上げた。このニュースで筆者が最も気になっているのは、乗組員たちの飲み物のことだ。 というのも、今回は乗組員たちの尿から再生した飲料水の実験をするのである。 まだ世界中には水道水が飲めない地域がたくさんあるのも事実だし、(米国でも)この不況だ。だから今回の実験の目的はコスト削減であると、筆者は期待したのだが、実態は違った。実験(この実験は今回のフライトにおける目玉の1つとなっている)に使われる汚水再生装置は2億5000万ドルもしたのである。 NASAで尿再生装置の開発を担当するリードエンジニアのBob Bagdigian氏はDaily Telegraphの取材に対し、「飲料水の味についてブラインドテストを実施したが、味に強い不服を述べる者はいなかった。かすかにヨードの味がするが、ほかの水と同様に
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