2012年の夏、大学を出たばかりのマイケル・マーティンはニューヨークにやって来た。しかし、その数週間後に彼は路上で強盗に襲われてしまった。 「それは大都会ニューヨークの手荒な歓迎の儀式なのかもしれない」と彼は笑うが、マーティンはその時、人生で初めて911に緊急通報を行った。 「なんだか奇妙な話だと思ったよ。非常事態の最中にポケットからスマホを取り出して、電話をかけるというのは。もっと効率的なやり方があってもいいはずだと考えた」と彼は話す。 「アプリからウーバーを呼べる時代になぜ、緊急通報は電話にしか対応しないんだろう。これはユーザーエクスペリエンスの問題というよりむしろ、国のインフラの問題なんだと考えるようになった」 その後、ハーバード大学のMBAに通うようになった彼は、MIT出身のNick Horelikと組んで、緊急通報をスマート化するプロダクトの開発に乗り出した。プログラム開発はHo
![緊急通報をスマート化する企業「RapidSOS」が累計110億円を調達 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eaabbe9194357b1a1b9a2b279bc3320033367d7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F35458%2Fimages%2Fmain_image_35458c6d6fdaa3ca85fb917c0158679df6ddb.jpg)