コロナに感染する前に、先にメンタルがやられてしまう 「コロナウイルスによる肺炎で有名人が亡くなった」 「全世界で死者がドンドン増えている」 「唯一の治療法は罹患しないこと」 こうしたニュースを聞けば、だれもが不安を抱くだろう。精神科の患者はその不安度がより高い。「コロナが怖い」「コロナになったらどうしよう」という訴えの強さが「尋常ではない」(鹿目医師)というのだ。 実際、コロナの影響で会社をリストラされたことで「死にたい」と話す患者がおり、入院に至るケースもあるそうだ。コロナに感染する前に、先にメンタルがやられてしまうのだ。 新型コロナウイルスの感染拡大にともない、この「コロナうつ」も日本の各地で増加していると思われる。そこで鹿目医師に予防法について聞いた。それは大きく5項目にわけられる。 (1)自分の症状を冷静に見つめ「これはコロナのせい」と自覚する 「『コロナが怖い』『感染したらどうし