アルフォンソ・キュアロン監督 - Vittorio Zunino Celotto / Getty Images 現地時間8日、第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の授賞式がイタリアで行われ、最高賞にあたる金獅子賞にアルフォンソ・キュアロン監督の『ローマ(原題) / Roma』が輝いた。同作は配信サービス世界最大手のNetflixによる作品として初めて金獅子賞を受賞した。日本から出品されていた塚本晋也監督の時代劇『斬、』は受賞を逃した。 【写真】ガガ!ナタポー!ベネチア映画祭、レッドカーペットの美女たち 『ローマ(原題)』は『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞監督賞、編集賞など7部門を制したメキシコ出身のキュアロン監督が手がけた半自伝的な人間ドラマ。舞台は1970年代のメキシコで、中流家庭でメイドとして働く先住民の血を引く若い女性クレオを中心に、ごく普通の家族の日常をとらえている。