オブジェクト指向プログラミング(OOP)はプログラムについて考える、また別の方法です。オブジェクトはまた、変数をそれと関係する関数とグループ化する方法でもあります。変数や関数の扱いに慣れてくると、オブジェクトは単に、これまでに学んだことをより理解しやすいパッケージにまとめたものだと分かってきます。 オブジェクトは重要です。なぜならアイデアをより小さな構成要素に分けたものであるからです。これは自然界にある事物に似ています。たとえば、臓器は組織でできており、組織は細胞でできています。これと同様に、コードがどんどん複雑になってくると、複雑化したものを形成するより小さな構造の視点から考える必要が出てきます。すべてのことを1度にやってしまおうとする大きなコードのかたまりを記述するよりも、互いが連携する、もっと小さくて理解しやすいコードのかたまりを記述して管理する方が、よほど容易です。 プロパティとメ