クレジットカード不正利用の背景には「ダークウェブ」の存在とbotの悪用がある。botの検知システムを利用することで、被害を未然に防ぐことが可能という。 連載:迷惑bot事件簿 さまざまなタスクを自動化でき、しかも人間より早く処理できるbot。企業にとって良性のbotが活躍する一方、チケットを買い占めるbot、アカウントを不正に乗っ取るbot、アンケートフォームを“荒らす”botなど悪性のbotの被害も相次いでいる。社会や企業、利用者にさまざまな影響を及ぼすbotによる、決して笑い事では済まない迷惑行為の実態を、業界別の事例と対策で解説する。著者は、セキュリティベンダーの“中の人”として、日々、国内外のbotの動向を追っているアカマイ・テクノロジーズの中西一博氏。 昨年末、モバイル決済サービス「PayPay」で、クレジットカード登録時にセキュリティコードの入力回数に制限がない、という不備が見
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