今週のおれは「おんまはみんな」にくびったけなのですけど、どこがっていったらあの「だけど」の使い方とそれに続くオチね。 この歌詞中の「だけど」というのは、「どうしてなのか誰も知らない」ことに対して理由を知ろうだとか研究しようだとか云々言わずに「だけど」事実おんまはみんなパッパカはしるのだと大上段から《まず》認めさせる。 その「事実は事実としてただそこにある」という現実を認めさせたうえで、それがそうあることは「おもしろい」ことなのだ・興味深いことなのだと言い切る。「おもしろいね」と言い切って歌を締める。 作詞は中山知子さんなわけだけれども、この「おもしろいね」で落とさなければならないなんらかの事情が彼女にあった、あるいは世相を反映してこうなった、あるいはまったく別の理由からこうなった。そんなことを考えるだに面白くて面白くてしょうがないのでした。 だってじゃあ作詞した時代が違っていたら「おもしろ