冬季は航空機の欠航やダイバート(代替空港着陸)が多くなります。では、ダイバートになる気象条件とは何でしょうか。元日本航空機長の杉江弘さんに聞きました。 〔リンク〕この先の天候 長期見解 「航空機の運航は気象条件によって大きく左右されます。特に冬季は雪や風、濃霧の影響があります。そのため目的地の空港が悪天候で着陸できないと機長が判断した場合、ダイバートします。例えば新千歳空港が悪天候のため、近くの函館空港に着陸するという具合です」(杉江さん) 「実は気象条件ごとにそれぞれ滑走路の設備に対応したカテゴリーの運航があります。カテゴリー1運航とは、視程(RVR)550m以上、カテゴリー2運航は視程300m以上、カテゴリー3運航は視程175m以上の時に着陸できることになります。ちなみに羽田空港と成田空港はカテゴリー2運航、ヨーロッパの空港は気象条件が厳しいためカテゴリー3運航を行っているところが多い
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