鳥取県琴浦町が、6年前に生まれた男児の出生届を紛失し、今年5月に登録されるまで無戸籍だったことが、1日、同町への取材で分かった。 町によると、出生届を基に住民票には登録されており、その後に紛失したため、戸籍簿に登録されなかったとみられる。これまで戸籍簿が必要になるケースがなく実害はなかった。 町民生活課長と担当者が保護者に経緯を説明し謝罪し、今後、紛失の経緯を調べる。 今年4月にコンビニでの証明書などの交付サービスを導入した際、システムを委託された業者が、住民基本台帳に名前があるのに戸籍がない子がいることに気付いたという。