印刷 関連トピックスソニー東芝日立製作所 ソニーはタッチパネル機能を内部に組み込んだ液晶ディスプレーについて、消費電力を従来比半減できるタイプを2012年内に量産する。画素を構成する色に白を加えて画面全体を明るくして消費電力を抑える技術と、外付けのタッチパネルが不要でディスプレー全体を薄くできる技術を組み合わせる。需要が急拡大するスマートフォンやタブレット端末の電池寿命改善と薄型化の要望に応える。ソニーが日立製作所、東芝と中小型液晶事業を統合して今春設立予定の新会社で、新技術を生かしたディスプレーを海外メーカーに対する競争力向上に結びつける。 年内に量産を始める液晶ディスプレーの画素は、光の三原色の赤、緑、青の3色のほか白を加えた4色で構成。通常は三原色をすべて光らせて混ぜることで白くするが、新型ディスプレーは白い画素だけ光らせればよい。このため、画面後方から画素を照らすバックライトの
年末年始の挨拶で、私はいくつかのベンダーの方に「2012年に流行るモノについて、他のメディアはなんと言ってますか?」と聞いてみた。そうすると、やはり「ビッグデータ」という答えが返ってきた。ここでは、聞きかじり知識で2012年のキーワードとなったビッグデータの定義づけを試してみよう。 ビッグデータの教科書的な解釈 ビッグデータの定義は難しい。現象としてのビッグデータは、大河原克行氏の「ビッグデータは我々になにをもたらすのか?」で書かれているような情報爆発の状態を指す。インターネットのユーザーや端末数の増加、TwitterやFacebookで扱われているデータ量、そして人類が作り出した「ゼタバイト」という単位のデータについて、「東京ドーム何個分」的な考察が繰り広げられる。これに関しては、IPv6のアドレス数と同じく、実感しようとしても無理なので、「未曾有の量ですね!」と慨嘆しておけばよいだろう
IBMの基礎研究所であるIBM Researchの研究グループは、わずか12個の磁性原子に1ビットの情報を記録できる技術を開発した。現在のハードディスク装置(HDD)では1ビットの記録に約100万個の原子を必要とする計算になり、同研究グループの成果はその所要数を飛躍的に削減したことになる。2012年1月12日(米国時間)にIBMが発表した。 半導体の世界ではこれまで、シリコン材料を利用したトランジスタの微細化を進めることで、コストの削減や集積密度の向上、効率の改善などを達成してきた。しかしそのような微細化は物理的な限界が見え始めており、従来のアプローチで微細化を継続していくことはやがて不可能になるだろう。コンピューティング技術の革新を今まで通りのスピードで進めていくには、従来とは別のアプローチが求められる。 そこでIBM Researchの研究チームは、データ保存の最小単位である原子に着目
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く