ことし2月、神奈川県逗子市の市道で道路脇の斜面が突然崩れました。崩れた土砂は約65トン。道路を歩いていた18歳の女子高校生が巻き込まれて亡くなりました。 現場は住宅地から京浜急行の駅につながる道。朝や夕方は通勤や通学で、人通りが比較的多い道路です。 ふだん使っている道路の斜面が、大雨でも、地震でもないのに、突然崩れてきたら…。考えただけでゾッとしますし、身を守るのは難しいと思います。 「同じようなリスクは、ほかにもあるの?」 「対策はされているの?」 逗子市で崩れたのは、神奈川県が「土砂災害警戒区域」に指定していた斜面でした。 これは斜面の角度などの地形から土砂災害の危険性が高いとされる区域で、全国に約61万か所あります。 「土砂災害警戒区域」と「道路」が重なっている場所がわかれば“リスクがある場所”を見つけることができるのではないか。地理情報を分析するソフトを使って解析してみました。
![WEB特集 “通学路”安全ですか? 斜面崩壊リスクも | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0dc967308c026fc5d429cbe798b001818e1b8427/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20200327%2FK10012337591_2003271325_2003271351_01_02.jpg)