第18ステージはほぼ完全な平坦ステージで、ほとんどの人がスプリンター勢の争いで勝負が決まると思われたのだが、まさかの結末になってしまった。 スタートからまずアスグリーン、追従してカンペナールツ、アブラハムセンの3名による逃げが決まり、2つ目の4級山岳の上りで山岳賞のチッコーネを含む5人の選手が追撃する。遅れてパスカル・エインコールンがメイン集団から抜け出そうとしたところで、フィリップセンが遮るように近寄り、言葉をかけて動きを一度は制する。 この場面は、後でマスコミの物議を醸す事になったのだが、実は「今日はスプリントに持ち込みたいので、逃げるなら明日にしてくれない?」と頼んだらしい。しかしエインコールンは再度集団からアタック、そのまま30秒先の逃げグループに追いついた。 これで逃げ集団に勢いが戻り、残り50km地点でメイン集団とは1分の差になるが、自転車レースでは追いつく限界は1kmで10分