Jリーグで18年。まもなく迎えるリーグ最終節を終えれば、指揮した試合の数は歴代最多記録となるJ1通算556試合に到達する。「最もJリーグを知る外国人監督」であるミハイロ・ペトロヴィッチ(66歳)は、日本サッカーの現状をどう見ているのか。自身のルーツからJリーグが抱える課題、そして愛弟子・森保一が率いる日本代表への期待まで、たっぷりと語った。【NumberWebインタビュー全3回の1回目】 北の大地に根を張って、はや6年。自らが信奉する攻撃スタイルを磨き続けるミシャこと、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はJリーグの中で稀有な存在だ。負けがこめば責任を負ってすぐクビになる監督業を生業としながら、『成績』からは少し離れた場所で信じる道に邁進することを許されているように見える。 2006年に来日してサンフレッチェ広島の監督として6年を過ごし、2012年からは浦和レッズを6年率いた。そして2018年から