大陸の2005年の大河ドラマ『皇帝 李世民』(原題『貞観之治』)をちらほらと見ているのですが、主人公の唐太宗李世民が非常に地味で、ストーリーもストイックな趣き(寒い洒落)ですね。序盤は李元吉に、中盤は魏徴に、主人公が食われそうな勢いです。史実に比較的忠実ではあるんで、僕はツッコめて楽しいのですが、ドラマを純粋に楽しむ人にはあまり受けないかもしれません。 さて、このドラマ見てると、「草原十八部」という聞き慣れない語が出てくるんですよ。明らかに「突厥」を指しているんですが、なぜか劇中で「突厥」と呼ばれることはなく、「十八部(しーばーぶー)」「シーバーブー」と連呼されます。「突厥」が放送禁止になるようなデリケートな用語だという話は聞いたことがないのですが、もしや「突厥」(=テュルク)を敵役にすると、現代のトルコ人やトルコ共和国やトルコ系諸族に憚りがあるのかしらん。もしやトルキスタンを刺激してしま
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