国語審議会は、2009年4月1日、日本語表記に関する大胆な変更をもたらす答申を行なった。PC・ケータイ・インターネット時代を反映し、また国際言語として日本語を進化させるための大規模な変更が盛り込まれており、すでに賛否両論の議論が巻き起こっている。 今回の答申における主なポイントは以下のとおり。 「日本語常用文字表」にケータイ絵文字(第一水準、第二水準)を追加、「拡張句読点」として位置づけ、小学5年で適切な絵文字使用を学ばせる。 助詞「は・へ・を」の表記を「ゎ・ぇ・ぉ」に変更。ケータイ表記を公式化。 「異体字」の大幅な許容。これにより、旧字体・新字体・中国繁体字・中国簡体字のすべてを「異体字」として受け入れることが可能となる。 アイヌ語・琉球語を「日本公用語」に昇格。町おこしのために方言使用を積極推進。 日本在住の外国人や国際的な利用のための「やさしいにほんご」の制定。「日本語は滅ぶ」論への