常識的振る舞いで多くは感染防げる 大学の探検部員として仲間と初めてアフリカに渡航した26年前、私は12本の予防注射を打ってから日本を発った。黄熱病1本、コレラ2本、破傷風2本、狂犬病2本、A型肝炎1本、B型肝炎3本、髄膜炎1本。渡航先のニジェールの政府は入国する外国人に黄熱病の予防接種を義務付けていたが、他の注射については任意だった。 食べ物を十分に加熱すること、ボトル入り飲料以外は飲まないこと、どうしても井戸水を飲む時は十分に煮沸すること、手洗いの徹底、虫刺されに気を付けること、不用意に犬や家畜に近寄らないこと、裸足で歩かないこと、けがに気をつけること、傷口はすぐに消毒すること、見知らぬ動植物に触れないこと、不特定多数の異性と性交渉を持たないこと──。 後年、アフリカ大陸で家族と暮らし、大陸各地で仕事をするようになってから、そうした常識的な振る舞いを一つずつ実行すれば、多くの病気は予防で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く