『バース・オブ・ネイション』より © 2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION 「ナット・ターナー」と聞いても、米国人でも知っている人はそう多くはないようだ。南北戦争勃発に30年先立つ1831年の米バージニア州で、心身ともにこれでもかと虐げられ続けた黒人奴隷たちが白人の「主人」たちに文字通り刃向かい、結局は弾圧・処刑された事件を率いた人物だが、米国でもこれまで広く教えられることも、本格的に映画化されることもなかったという。 舞台となったバージニア州出身で、今作の製作・監督・脚本・主演の4役に挑んだネイト・パーカー(37)も「大学でアフリカ系米国人研究のクラスをとるまで、彼のことを何も知らなかった」とオフィシャルインタビューに答えている。足元の米国社会では、白人警官による黒人への相次ぐ不当な殺害や乱暴行為がますます問題になっている。当時の黒人奴隷
![「バース・オブ・ネイション」 黒人奴隷反乱を描いた話題の映画、日本公開中止に:朝日新聞GLOBE+](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b535d2d7530148f408202f2329a8ba9be1f1126b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2Fb3eb-p%2Fpicture%2F15199324%2Fc743771f44ec7ec2b566d99e5e9ae04f.jpg)