2年生担当の揚岩教諭(右)は日本語の授業の中で、社会で出てくる言葉を使って教えていた=ブリスベンのウェラーズヒル小学校。小暮哲夫撮影
二重生活支える「世界一」の定時運行 京都の大学で教鞭を執ることに伴う東京との二重生活が、7月で4カ月目に入った。 毎週月曜午前6時前に東京都内の自宅を出て、午前7時前に東京駅から新幹線に乗車し、午前9時過ぎに京都駅に着く。その後、JRの在来線と京都市バスを乗り継ぎ、大学到着は午前9時55分ごろ。午前10時40分から始まる講義に十分間に合う。4泊5日の京都暮らしを終えた金曜日には、昼過ぎに大学を発ち、午後4時半過ぎには東京都内の自宅に戻る。 東京に自宅を構えながら関西の大学で教壇に立っている人を、私は何人も知っている。東京・京都間は新幹線の営業距離で513.6キロ。決して近くはない2都市での生活を可能にしているのは、「世界一」と断言しても差し支えない日本の交通機関の定時運行だ。各交通機関を効率よく乗り継いでいけば、自宅から大学まで所要約4時間。このような「離れ業」を可能にしてしまう交通機関を
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