さすが日本だ!。2020年東京五輪・パラリンピックで各国・地域選手団の生活拠点となる選手村(東京都中央区晴海)の宿泊棟が昨年12月に完成。大会組織委員会は9日、その概要を発表した。東京湾の景色が望める居住スペースは、ホテルのように清潔で美しい仕上がりという。 選手村は、選手が最高のパフォーマンスを発揮するために準備する場所で、選手、役員以外は入れない。 1996年アトランタ五輪に競泳代表で出場した私も、当時の選手村のことはよく覚えている。開会式当日、私たち競泳陣は翌日からの試合に備えて、まさに選手村の宿舎にいた。同部屋のチームメート6人がリビングに集まり、ストレッチをしながらテレビ中継を見ていた。 各国の入場行進が始まると、「ジャパンだ、ジャパン」と言いながら、テレビに合わせて狭い部屋を行進した。興奮しすぎてしまったのか、午前2時過ぎまで寝付けなかったことを思い出す。選手村には、日本製機器