[この記事の監修]早稲田大学 スポーツ科学学術院 細川由梨 准教授 2011年早稲田大学スポーツ科学部医科学科卒業後、米国の大学院や熱中症専門の研究機関(Korey Stringer Institute)等に所属。米国公認アスレティックトレーナー(ATC)取得。 専門はアスレティックトレーニング、環境運動生理学。 こんな症状が出たら注意! 「労作性熱中症」には、大きく4種類あります。 (1)熱失神:運動を止めた直後や長時間立っていたとき等に、血圧が急に下がりふらつく (2)運動誘発性筋けいれん: 足がつってしまうような状態 (3)熱疲労:運動が継続できない状態(倦怠感、口の渇き、めまい、頭痛、いらだち) (4)労作性熱射病: 命に関わる40.5℃を超える高体温、意識障害が起こることも ③は医療機関への受診が推奨。 ④になるとすぐに体を冷やし、救急搬送が必要になります。 深部体温が40.5度