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  • フミコフミオに言及して炎上したけど納得いかないから反論する - しっきーのブログ

    前回、フミコフミオの書いた「自殺ストリップやめろ」という記事に宛てて記事を書いて、反響が大きかったので、今回はもっと真剣に書いてみたい。 「誰かを叩く形でネットに出現した正義=悪くらいに思っておいたほうがいい」と記事中に書いた。 これを補足すると、内容の善悪とは別に、構造的な善悪があると、僕は思っている。 クラス全員で一人の生徒をいじめていたとして、いじめられている生徒は確かにクラスメイトの大切なものを壊した。被害を受けた一人の生徒がそいつに対して無視したり悪態をつくのは正当だ。しかしクラス全員でそれをやると「いじめ」になる。そして、内容の熱が消えた後にも構造がずっと残っていくということはよくある。 「こいつのしたことは許せない」と「誰かを一方的に殴る長い列に加わるのは恥ずかしい」の2つは両立するし、別のレイヤにあるものだ。 北条かやに関しては、『キャバ嬢の社会学』を読んだときからあまり好

    asamaru
    asamaru 2016/04/22
    規範的に見て誰が正しいかどうかより、解決が困難になっている。問題は、北條さんの仕事が当事者研究の延長線上にあることにより、通常秘匿的に扱われる精神疾患に由来する問題が常に公に晒されることだと思う。
  • 悪魔と契約して力を得る人達 - しっきーのブログ

    久しぶりやな。しっきーや。 ワイも最近は色々と忙しくてな。仕事とか将来のこととか考えなアカンのや。就活関連ってほどのことでもないんやけど昨日は渋谷に行ってきたで。 昼過ぎになって、家に帰ろうかせっかく渋谷まで来たからどっか寄ってこうか迷って、駅のあたりをぶらぶらしとった。駅には色んな人がおって、DQNもリア充もアフィリエイターもまとめて全体攻撃魔法でふっとばしたいなあとか思っとったんや。 そしたら、いわゆるナンパってやつが目についた。ちょっとしつこい感じやから目立っとったな。改札近くの東急デパートの入口あたりに立ってる女の子に、ナンパ男が声をかけとった。 でも、普通そこにおる人って誰かと待ち合わせとるわけやろ? つまり、今にも彼氏が来るって状況なわけやんか。アホちゃうかと。ちょっとはそういうこと考えてナンパしろやって思ったな。 で、なんと、その彼氏らしき人がちょうどそこに来たんや。ワイも待

    悪魔と契約して力を得る人達 - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2016/03/08
    メフィストフェレス「ところで契約しようぜ」、本田△「ところで俺はそんなメンタルは持ち合わせていない」
  • 4年間通ったガストでおこった恋の話 - しっきーのブログ

    「保守を語るなら、地元の飯屋に通うところから始めなければならない」と誰かが言ってたっけ。 日々の生活を整えることから思想が始まる。足元に責任を負うことなく、チェーン店に通いながらネットで国を論じるような連中は滑稽だということだろう。 ところで、僕は下宿先の近くにあるファミリーレストラン「ガスト」にかれこれ4年近く通っていることになる。といっても、もうドリンクバーの単品しか頼まなくなっていた。自宅だとあまり集中できないので作業するための場所として使っている。人が多いときに行くと迷惑になるので、朝の7時か夜の10時くらいの時間帯にしか行かない。 ガストの飯は不味い。それは値段が安く素材が悪いからではなく、厳選素材を使った「格」レストランを謳っているからだ。例えば日清のカップヌードルはカップ麺という枠組みの上で味を追求していて、それは尊敬できる仕事だ。しかしガストはリテラシーが低い層を狙った商

    4年間通ったガストでおこった恋の話 - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2015/12/28
    読ませる文章
  • 経済学の名著30 - しっきーのブログ

    経済学の古典を30冊、簡単な要約と解説を添えて紹介していく。中で紹介されている古典もそうですが、この自体が非常に良書なのでおすすめです。 経済学の名著30 (ちくま新書) 作者: 松原隆一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/05メディア: 新書購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (23件) を見る 作者は幅広い分野で活躍している松原隆一郎氏。ただ紹介するだけでなく、短いながらも的を射た解説つきで、ざっと読むだけで勉強になります。年代順の紹介で経済学の議論の流れが掴めるような構成です。 ブログエントリーはその要約の要約。 ジョン・ロック『統治論』(1690) 完訳 統治二論 (岩波文庫) 作者: ジョン・ロック,加藤節出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/11/17メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 102回この商品を含むブログ (76

    経済学の名著30 - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2015/07/09
    名著たる原書も経済学史の範疇だろうし、狭義の経済学(事実学+厚生経済学)の範疇を超えるようには思う。ただ、アダム・スミスの「道徳科学としての経済学」を正とするなら王道中の王道。
  • 現代世界の十大小説 - しっきーのブログ

    かつて、作家のサマセット・モームが、「世界の十大小説」というで10人の作家を選んでいる。そのリストは トム・ジョーンズ/ヘンリー・フィールディング 高慢と偏見/ジェイン・オースティン 赤と黒/スタンダール ゴリオ爺さん/バルザック デイヴィット・コパーフィールド/ディケンズ ボヴァリー夫人/ギュスターヴ・フロベール 白鯨/ハーマン・メルヴィル 嵐が丘/エミリー・ブロンテ カラマーゾフの兄弟/フョードル・ドストエフスキー 戦争と平和/レフ・トルストイ というものだった。これらの特徴は、イギリスが4つ、フランスが3つ、ロシアが2つ、アメリカが1つと、どれも国民文学だということだ。19世紀から20世紀半ばまでは国民国家の時代であり、国家一つ一つの単位で国民意識を強化していくというのが文学の大きな任務だった。 しかし、現代の作家を国民文学の枠組みで捉えることはできない。国境を跨ぎ、あるいは移民先

    現代世界の十大小説 - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2015/06/17
    確かに“苦海浄土”はすごい。世界文学だと思うけど、あの方言の生々しさを翻訳では伝えるのは困難だろうなぁ。同時に、平成の世に生きる我々日本人がある種の言葉を失ったことにも気づかされる。
  • もう美少女と付き合える可能性がないということ - しっきーのブログ

    どうも、しっきーです。可愛い女の子っていますよね。最近は、道を歩いていてすごく綺麗な女の人とすれ違っても、「(☝ ՞ਊ ՞)☝うひょー⤴︎⤴︎」みたいな感じにはならずに、心に冷たい風が吹きます。 世の中には、可愛い女の子とデートをしたり、二人でご飯べたり、一緒にだらだら時間を潰したり、同じ家に住んだりする人間が存在するんですよね。そして、そいつらも生物学的には私達と同じ人類なんですよ!どうですか?死にたくなりませんか? 僕はもう23歳だし、大学を卒業します。 これからは、女子大生の半径5メートル以内に入ることさえ、有り難く思わなければならない。仮に女子大生と会話する機会がこようものなら、「(い気味に)い、いいんですかああ!?」と言わなければならない。もう暇な女子大生のブログを純粋に笑って読むことはできないでしょう。そもそも暇な女子大生もすでに女子大生じゃないし。 現実が上手くいかないの

    もう美少女と付き合える可能性がないということ - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2015/02/17
    幻想を虚構の中に仕舞っておいて等身大で生身の人とつきあえるのなら、虚構に耽溺した経験もいいことなんだろうね。不幸になるのは、生身の人間に幻想を投影する時だと思う。
  • 日米のコンテンツ産業の違い - しっきーのブログ

    アメリカと日はコンテンツ産業の市場規模が1位と2位で、コンテンツ大国と言われている。お互い国際競争力のある産業を持っているが、その特徴は対照的だ。 アメリカで国際競争力があるのは、ハリウッド映画。 日で国際競争力があるのは、マンガ、アニメ、ライトノベル。 この二つの顕著な違いは、1作品あたりの製作コストだ。 特殊効果など最先端の技術や大規模な宣伝を必要とするハリウッド映画は、製作コストがとても高い。一方で、マンガは個人や数人で描くことができるし、アニメはそれなりに人員が必要だがそれでもハリウッドには及ばない。 この製作コストの違いは、産業構造に決定的な違いをもたらす。 日米のコンテンツ産業は規模が違う。 商用作品を作ったなら、そのためにかけた費用を回収しなければならない。逆に言えば、製作費用を回収できるだけ売れる見込みがなければ作品をつくれない。 ハリウッドは、世界中に売れるからこそ大

    日米のコンテンツ産業の違い - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2015/01/09
    日本の場合は経済的な問題もあるけど、最近はプロが仕事しづらそうに見える。やったからこそわかるプロの凄さというものが、もっと共有されるようになれば、変わってくるのかなとは思う。
  • 日本のアニメはこれからどうすればいいのだろう - しっきーのブログ

    概要 アニメ業界は苦しい。 コンテンツが無料で視聴されている中、収益を上げるモデルを確立できていない。 人件費を抑えるために国外に作業を外注して、そのため国内のアニメーターの待遇は悲惨になる。 業界が高齢化しているらしいが、若くて才能のあるアニメーターをすくい上げる仕組みはあるのだろうか。 同人的な方法でアニメを作るのは可能か? 無料で見られるのを前提とした上でアニメをつくる必要がある。広告と一体化したアニメってありかな? アニメ業界は苦しい。 僕は、アニメは日の誇りだと思っている。今でも優れたアニメは生み出され続けているが、現場のアニメーターの待遇は悲惨だと聞く。アニメは違法視聴が問題とされているけど、もともとテレビで無料で流して、グッズや玩具などの関連商品を売ってリクープ(投資金を回収)する収益モデルのアニメも多かった。ロボットアニメは玩具を売ってリクープしていたし、萌えアニメはマニ

    日本のアニメはこれからどうすればいいのだろう - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/10/10
    社会でリアルな政治が居場所を失った80年代以降、個人的思索や創作の世界に入って行った。そこに独特な漫画・アニメの人材や文化が生まれたんだと思う。今は別のリアル、経済性がその文化的土壌を掘り崩している。
  • 日本は『子どもの貧困』が多い国だと認識しよう - しっきーのブログ

    子どもの貧困率は年々悪化している。日は平等な国だという価値観がいまだに根強いから、そういう事実を直視したがらない人は多い。例えば貧困による給費や保険料の滞納だって、「当は払えるのにわざと払わない親もいる」とか「子どもすらまともに育てられない親に金渡したってパチンコに消えるだけ」みたいな論調の話がマスメディアで平然と流されるという恐ろしいことも起こっていた。最近テレビの討論番組とかまったく見てないけど、さすがに今はもう少し問題が認知されてきていると思いたい。 子どもの貧困率、最悪の16.3% 厚労省12年調査 という日経の記事にもある通り、現在子どもの貧困率は16%以上で、6人に1人の子どもは貧困とされている。「貧困」の基準には、相対的貧困率という指標を使っている。 相対的貧困率なんてまったく意味のない数字だ!!みたいなことを言う人はけっこう多い。「日は豊かになったんだ!なんで携帯電

    日本は『子どもの貧困』が多い国だと認識しよう - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/09/19
    格差は所得じゃなくて、前の世代の人生のすべてを引き継ぐ相続で生まれる。だからがっつり取って、公正に分配する子供の養育に回せばいいと思う。
  • 戦争をしないためには戦争を知るべき? - しっきーのブログ

    戦争をちゃんと学ばないのは日政治家だけらしい。まあ歴史的経緯を考えるとやむなし。日は軍部が暴走したせいで悲惨な戦闘に突入していったイメージが強いけど、世界の戦争を見ていくと政治指導者の野望や判断ミスから戦争になったことがほとんどで、軍が暴走するみたいな例は珍しい。と、防衛大学校出身の方がおっしゃっております。 敬礼(`・ω・́)ゝ 防衛大出身で積極的に言論活動したがる人ってそれこそヤバいイメージが強いが、ここでは某田母神さんの話はやめておこう。今回読んだは、黒野耐『「戦争学」概論』であります。 「戦争学」概論 (講談社現代新書) 作者: 黒野耐出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (26件) を見る 三島由紀夫は、「戦後の非武装平和と戦中の一億玉砕って根は同じだよね?そう思わない?」みたいなこと

    戦争をしないためには戦争を知るべき? - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/09/14
    自分は逆に自然に戦略的な思考をしていたので、相手の弱い所は徹底して攻めるべきと思って生きてきた。だからこそ、道徳規範の重要性を再認識している。戦略家にとっても「良い奴は早く死ぬ」時代は息苦しいのよね。
  • 「若者はかわいそう」論のウソは本当か? - しっきーのブログ

    エンゼルバンクっていう転職代理人の漫画知ってる?そこに出てくる登場人物、海老沢康夫にはモデルがいる。リクルートでキャリアを積んで、雇用のカリスマと呼ばれる海老原嗣生氏。今回は彼の著書『「若者はかわいそう」論のウソ』と『就活、絶望期-「若者はかわいそう」論の失敗』を読んだよ。 「若者がかわいそう」というのはウソだと海老原氏が主張する理由をざっくり言うと 大卒の仕事が増えるわけじゃないのに、大学生が増えた。だから就活難になるのは当たり前 みんなが大企業目指すようになったけど、いつだって5人に4人は無名企業に入る。今も昔も大企業行けるのはごく一部なんだから能力無いやつが調子のんなや 新卒一括採用って欧米だとエリート層のもの。日の新卒はみんなが「幹部候補」であって、どんどん地位が上がっていく仕組みになっている。頭いいやつのための仕組みなのに、来大学に入れる実力もなかった馬鹿が幹部候補なんてずる

    「若者はかわいそう」論のウソは本当か? - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/09/11
    この手の本は社会論ではなくプレゼン。プレゼンには目的と対象者があり、このプレゼンの対象者は学生ではなく中小企業だね。学生の多くが就職後ろ倒しを嫌がるのは、早く就活の不安から解放されたいのも大きい。
  • ネットに悪意が渦巻く今の状況って、悪人からすればありがたいよね - しっきーのブログ

    ネットで誰もが発言できるようになった。僕もブログをやってて少し人気が出てきたからわけるけど、記事が多くの人に見られると100%批判や非難があるんだよね。もちろん色んな意見があるべきだけど、目立てば「目立ってるから」という理由で叩く人もいるし、記事を読まずにタイトルだけで批判する人もいるし、無造作に悪意をふりまいているようなのもいる。そういう感覚は、ネットをある程度やってる人からすればなんとなくわかると思う。 このエントリーでは、何かに批判する人を批判したいわけじゃない。何にでも批判できる自由は、心ない言葉を好んで投げつける輩がいるという事実を差し引いても、大切にするべき権利だろう。僕だってブログ内でけっこう批判的なことを言ったりする。 ネットで勢いよく叩かれることを「炎上」とか「燃えた」とか言うけど、昔の炎上はアクセスが集まりすぎてブログのサーバーが落ちるというDoS攻撃みたいな感じだった

    ネットに悪意が渦巻く今の状況って、悪人からすればありがたいよね - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/09/10
    欠点のない議論はないから、非難は誰でもできるが、褒めるのには能力と労力がいるから場は非難であふれる。褒める能力がある人に、「この議論には賞賛すべき点が一つもない」と言われるのが、本来は一番痛烈な批判。
  • 「いいひと」が得をする社会になってきたのか? - しっきーのブログ

    「いいひと」って損をするイメージが強い。人がいいと騙されやすいとか、つけこまれやすいとか、限られた資源や勝者の座を譲ってしまったりするやつは資主義経済で生き残れないとか。あと、いい人はに女の子をものにできないっていうのもあるよね。ワイルドだろ?って感じで、グイグイ引っ張っていくようなDQNのほうが女子にモテるみたいな話。まあ、今どきちょっと気骨のある女の子にそんな考えを話したら軽蔑の目で見られるだろう。 たしか、どういう戦略が最終的に得をするのというゲーム理論の実験で、最初は協力、相手が協力してくれたら次も協力、相手が裏切ったら次は裏切り、というシンプルな戦略がもっとも得をするという結果が出たんだっけ。でも、これからはずっと「協力」の手を出し続けるような「いいひと」が勝つ、そういう時代になってきたんだと岡田斗司夫が言ってる。 超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略 増補改訂版

    「いいひと」が得をする社会になってきたのか? - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/09/08
    GoodとAppear to be goodの違いがある。また、コールバーグ流に言えば、法や周囲の評価に空気に合わせるだけのConventionalなステージにとどまるか、批判的思考を含むPost-Conventionalなステージかは大違い。
  • 内田樹の思想 - しっきーのブログ

    内田樹(うちだたつる)って知ってる?ひょっとしたら、今最も「影響力」のある思想家かもしれない。神戸女学院大学の教授をしてて、現在は退職して「凱風館」という道場をかまえている。思想家であり、合気道を修める武道家でもある。 凱風館です。合気道を習えるみたい。 内田樹の思想は好き嫌いが別れると思う。というより、受けつける人は受けつけるし、受けつけない人はまったく受けつけない種類のものだ。内田樹は25歳のときからずっと合気道に打ち込んでいて、身体感覚に根ざした発想で話を展開する。切り口や扱うトピックを変えながら、身体に染み込ませるように同じことを繰り返し言う。彼のは、まるで道場に通って武道の練習をしているかのような読み心地なのだ。 内田樹を批判する人も多いが、そういう人の気持ちはわかる。内田樹は「科学的」とされる論の進め方をしていない。科学にとって大事なのは「反証可能性」で、理系だったら同じ実験

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    asamaru
    asamaru 2014/09/04
    真偽や善悪に関するテーマを扱っているように見えて、好き/嫌いのレイヤーで論じるので認識論や正義論でまじめに反論すると徒労感が残る。好きな人と嫌いな人に二極化されつつ、生き残る。ある意味日本の評論の王道
  • 【里山資本主義】は現実的なのか? - しっきーのブログ

    里山資主義…不思議、なんだか懐かしい響き。人間の価値をも金に換算するマネー資主義から脱却して、自然と共に生きる当の「豊かな暮らし」を勝ち取ろう!という話だ。 『土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。』どんなに恐ろしい武器を持っても、沢山のかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!(宮崎駿監督 天空の城ラピュタより) 現在のマネー資主義という仕組みの上では、人々は常に根源的な不安を抱いている。「金がなくなる=すべてを失う」ことであり、市場を介して金銭を得ることでしか生活するすべはない。このような資主義が行き詰まっていて、みんな安心できないからこそ、短期的な利害だけで政策を考えたり、競争に勝ち残るしかないと声を張り上げたり、になって自殺したりする。 しかし、金がなくてもべるものとエネルギーさえあれば、ものすごく便利とはいかな

    【里山資本主義】は現実的なのか? - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/08/22
    アンダルシアとシチリアに行ったけど職はなく政府もなんもしない。酷い状況のはずなのに、コミュニティは最低限機能していた。北欧福祉国家とは違う形として、興味は沸いた。圧倒的に気候に恵まれてるんだけどね。
  • 子供の「しつけ」は親がするものなのか? - しっきーのブログ

    ツイッターのタイムラインで、あるつぶやきを見た。モザイクをかけて転載するが、つぶやいた個人がどうこうという話ではないことに注意。 内容自体はありがちなものだし、別に問題になるものでもない。ただ看過できないのは、リツイートとお気に入りの数だ。こういう、「偏見+勧善懲悪」みたいなコンテンツは、カタルシスを解消するある種の典型として常に人気がある。 2ちゃんねるなんかでは、たとえば、「女という性別を利用して上手く立ちまわる女性」に「何らかの懲罰を与えるか、復讐を遂げる」みたいスレは伸びやすい。「女叩き」というコンテンツで、アフィリエイトサイトは積極的にまとめるし一定の層に必ず人気が出る。そういう種類のものは、そこから距離をとって見れる人からすれば、特定の偏見と欲望に基づいて作られたものだと感じるだろう。だがこのツイートの場合はどうか? ここで「悪い」されているのは、新幹線で「めっちゃ騒いで」いる

    子供の「しつけ」は親がするものなのか? - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/08/20
    注意すべきかどうかは、年齢すら書いてないし文脈と程度次第なんだけど、少なくともこの発言者(とその賛同者)は、子どもの改善にはまったく関心がなくて、言いたいこと言ってすっきりしたいだけだよね。
  • 日本の雇用は「身分制」 - しっきーのブログ

    型雇用の大きな特徴は、職務のない雇用契約だ。日の会社では「職務」という考えが希薄で、かわりに「所属」がある。欧米では仕事と賃金が対応している「ジョブ制」だが、日の会社は所属内の地位によって待遇が決まる「メンバーシップ制」と言える。 終身雇用、年功序列、企業別組合が三種の神器と言われてきたが、これもメンバーシップ制という枠組みでのことだろう。ヨーロッパやアジア(アメリカ以外)の会社は、解職の権利が厳しく制限されている。だが、雇用契約で定められた職務がなくなった場合には、解雇の正当な理由になる。 一方で日の場合、「雇用契約」で仕事の内容が決まっているわけではないので、ある仕事がなくなっても、その職員を別の仕事にまわして雇用を維持してきた。だから、日の会社に勤める人はある意味では「奴隷」であり、社畜と揶揄されるのも、実態に即しているのかもしれない。 例えば、出向や単身赴任というシステ

    日本の雇用は「身分制」 - しっきーのブログ
    asamaru
    asamaru 2014/08/19
    それはその通り。ただ、もっと上にある士官と下士官の身分のラインのほうが重要。戦後の会社組織のひな型は軍隊だからね。
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