今月、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電源コードを継ぎ足した部分がショートし火が出たとみられていますが、こうした電源コードの改造による事故が相次いでいるとして、独立行政法人のNITEが実験映像を公開して注意を呼びかけました。 NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、こうした電源コードの改造や不適切な接続によって発熱した事故は、去年3月までの5年間に36件報告されているということです。 このため、NITEは実験映像を公開して、電源コードの導線に別のコードをねじって継ぎ足すなどの改造や修理は絶対に行わないよう注意を呼びかけました。NITEの池谷玲夫課長は、「エアコンや暖房機器など、消費電力が大きい電気製品は特に危険なのでコードの改造はしないでほしい」と話しています。