「生活目線でがんを語る会」の第2回に参加してきた。 かなりの人が罹るにもかかわらず、わたしはよく分かっていない。日本人の死因のトップは、がんだ。だから、わたしが罹る可能性は高い。というよりも、それ以外の原因だと、なんとか助かってしまうのだろう。だから、今のわたしは、「まだがんになっていないだけ」と言える。 これほど身近な存在なのに、「がんとは悪性腫瘍だ」とか「外科手術や放射線治で治療できる」といった上っ面の知識しか持ち合わせがない。また、かつて言われていた「がん=死」とは限らないらしい。だが、どういう場合にそうなるのか、分からない。本屋に並んでいる「がんの本」は大量にあれど、誰かの「闘病記」だったり「最新医療」もしくは「代替治療」ネタだったりする。供給側からの理屈で見ると、このラインナップは、「がんを宣告された人」や「その家族」が飛びつくようなものだ。 「まだがんになっていない人」をターゲ